「猫盗んだかも」記憶なく謝罪、ネットに“飼い主探してます”と広告。

2013/09/17 19:03 Written by Narinari.com編集部

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米カルフォルニア州で先日、「酔った勢いで……」と前置きした上で、情報サイトに広告を出した人物がいます。同州北部チーコという街に住むこの人物が、地域情報コミュニティ広告サイト「クレイグスリスト」に載せたのは、「“Possibly stole someone's cat when I was drunk last night”(たぶん、酔っぱらった勢いで誰かの猫を盗んでしまったようなんです)」とタイトルが付けられた広告でした。

そこには黒い猫の写真が添えられており、次のような説明文が添えられています。

※※※ ※※※ ※※※

ジャンゴという名前の猫を探している人はいないでしょうか。

昨晩、盗んでしまいました。わざとじゃないんです。昨夜は本当にものすごく酔っぱらっていて、てっきり迷い猫だと勘違いして助けてあげようとしただけなんです。

今朝になってふらふら〜っと、水を飲もうと起き上がったときに、「あ、そういえば猫拾ったんだ……」と思い出して、しかもその猫をよく見たら首輪をしていて……。ジャンゴはものすごく痩せていて、眠たそうな目をしていて、なんだかマリファナでハイになってるような印象です。まあ、実際にはそんなことないんでしょうけど。

もしジャンゴが貴方の飼い猫なら、ぜひ戻してあげたいです。朝からずっとチーズをあげているんですが、アパートの床にウンチをしてもらいたくもないし……。

なので、どうか気兼ねせずに連絡を下さい。ありがとうございました。あ、それから(故意じゃなかったとはいえ)盗んでしまってすみませんでした。

※※※ ※※※ ※※※

広告文は自分の失態を隠さず、正直にことの成り行きを説明しています。そして、本人は「盗んでしまった」との表現を使っていますが、文章を読む限りでは、酔った意識の中で、本当に迷い猫に救いの手を差し伸べようと思っただけなのかもしれません。ただ、飼い主に戻してあげたいという気持ちの裏には「アパートを汚してもらいたくない」という、ちょっと身勝手な気持ちも見え隠れします。

なにはともあれ、この広告は人々の注目を集めたこともあり、ジャンゴの飼い主の目にもとまったようです。米メディア・BuzzFeedに対し、今回の広告の掲載主は「猫は無事飼い主の元に戻りました」と嬉しい報告をしました。

ちなみにこの広告主。「みなさん、広告を読んで私を男性だと勘違いした人が多かったみたいですけど、実は女なんです。そのこと、ちょっと強調しておいて下さい」と、語っています。

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