米アップルは9月10日（日本時間11日）、カリフォルニア州クパチーノの本社でスペシャルイベントを行い、新機種「iPhone 5S」を発表した。本体色はスペースグレイ、ゴールド、シルバーの3色。発売日は9月20日で、日本ではNTTドコモも初めて取り扱いを開始する。

「iPhone 5S」は、世界で初めて、64bitのA7チップを搭載したスマートフォン。「iPhone 5」に搭載されたA6チップに比べ、CPUは2倍、GPUも2倍の速さを誇るという。グラフィックパフォーマンスは、初代の「iPhone」に比べると、実に56倍だ。

筐体は高品質のアルミから切り出されており、高い質感を誇る。

新たな機能としては、「iPhone」シリーズでは初めて指紋センサーを搭載した。センサーはホームボタンに埋め込まれているため、スッキリとしたデザインはそのままだ。また、360度の認識に対応しており、縦、横、斜めなど、どんな角度で指を置いても指紋を認証する。

スペックは4インチRetinaディスプレイ、8メガピクセルカメラなどを搭載。バッテリーは、3Gでの通話時が最大10時間、連続待受時間が最大250時間、インターネット利用が3Gで最大8時間、4G LTEで最大10時間、Wi-Fiで最大10時間。サイズは高さ123.8ミリ×幅58.6 ミリ×厚さ7.6ミリ、重量は112グラム。

米国での価格は16GBモデルが199ドル（約1万9,900円＝2年契約時）、32GBモデルが299ドル（約2万9,900円＝同）、64GBモデルが399ドル（約3万9,900円＝同）。また、レザーの5色の専用ケースが39ドルで販売される。