サザンが13年ぶり“伝説の地”、2日間10万人超が茅ヶ崎ライブ体験。

2013/09/01 04:02 Written by Narinari.com編集部

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5年ぶりの“復活”発表から早2か月、8月7日にリリースしたニューシングル「ピースとハイライト」はオリコンチャート初登場1位を記録し、現在、野外スタジアムツアーを敢行中のサザンオールスターズ。ツアーは横浜、神戸を経て、いよいよ3か所目の茅ヶ崎へと突入した。

茅ヶ崎といえば桑田佳祐の出身地であり、2000年に「茅ヶ崎ライブ」を行った伝説の地。6月25日の復活発表に際して公開されたサザンのアーティスト写真もサザンビーチで撮影されるなど、何かとサザンと茅ヶ崎は縁が深い土地なだけに、地元をあげての歓迎ムードに包まれ、異様な盛り上がりを町全体が見せた。そうした中、サザンのメンバーがステージ上に現れると、まさに地鳴りが起きたかのような歓声。会場全体が大興奮の渦に包まれた。

ライブでは、デビュー曲「勝手にシンドバッド」から最新曲「ピースとハイライト」まで、32曲もの名曲、ヒット曲を惜しみなく披露。「夏をあきらめて」の曲の途中では、ビジョンに江の島や烏帽子岩が写ると満員の観客の顔が一斉に綻び、「BYE BYE MY LOVE」で“ふるさとでみんなと逢って幸せ感じてる”と替え歌を桑田が歌うと、大きな歓声が上がる。また「勝手にシンドバッド」「HOTEL PACIFIC」など湘南にちなんだ曲では横浜、神戸にも増して大いに盛り上がるなど、会場は茅ヶ崎ならではの雰囲気に包まれた。さらに「HOTEL PACIFIC」では大勢のダンサーがAKB48を思わせる衣装と振付でステージ上に出現。茅ヶ崎球場ははち切れんばかりの歓声で沸いた。

今回の茅ヶ崎公演では、観客のひとりひとりに「胸熱リストバンド」という名の遠隔操作で光るリストバンドが配られた。本編が終了し、バンドメンバーが一度ステージからいなくなると、場内には「今日のこの日の思い出にサザンオールスターズの復活を祝して一緒に人文字を作りましょう!」という案内がスクリーンに流れ、全員が腕をあげると、会場には「SAS」「35」という文字が交互にきれいに浮かび上がった。サザンのデビュー35周年と復活を祝う20,000人の気持ちがひとつになった瞬間だ。

途中、メンバー紹介のパートが終わった後、ステージには突然茅ヶ崎市の服部信明市長が登場。市長は「桑田さんは、長年、茅ヶ崎や湘南の魅力を発信し、市民に元気と勇気、夢を与えてくれました。これからもご活躍ください」との言葉ともに記念盾を授与した。またサザンのメンバーにも茅ヶ崎市から感謝の気持ちを込め、メモリアルプレートが授与され、桑田が記念盾を掲げると、会場はファンからの「おめでとう」の温かい声援で包まれた。またサザンのメンバーにも茅ヶ崎市から感謝状と記念盾が授与された。

この茅ヶ崎公演の模様は、北は北海道、南は沖縄まで120館にも及ぶ映画館で、生中継(ライブ・ビューイング)も行われた。ライブ・ビューイングでは2日間で全国計約60,000人の観客を動員する予定だ。

さらに、9月1日公演の模様は、それに加えて、茅ヶ崎市役所西側駐車場でパブリックビューイングが実施されることが決定している。こちらは、地元の有志が「サザンが創り出す音楽に夢や希望を与えてもらった茅ヶ崎市民をはじめ、多くのサザンファンが“伝説の地・茅ヶ崎”でのライブの感動を共有できるように」と急遽実行委員会を立ち上げ決定に至ったもの。先着で5,000人を動員する予定だ。つまり、この2日間で10万人以上の人が“生”でサザンのライブを体験するという、非常に大規模な公演となった。

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