芸歴1年目で“あらびき”頂点、敗者復活からライト東野の心つかむ。

2013/09/01 02:07 Written by Narinari.com編集部

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真の“あらびき芸人”を決めるまったく新しい賞レース「あらびき団 presents あら-1グランプリ2013 〜売れずに終わってもつかみたい称号がある!?〜」が8月31日、東京・スペースFS汐留で開催。第1回の優勝者は、芸歴1年目のバターぬりえに決定した。

“レフト藤井”こと藤井隆と“ライト東野”こと東野幸治が、粗い芸を持ったパフォーマーを紹介していくバラエティ番組「あらびき団」。2007年から4年間にわたってTBS系で放送され、2012年に「ナマイキ!あらびき団」として、さらに“粗い世界観”ととも復活、現在は動画サイト「YNN」とCS「TBSチャンネル2」で放送中だ。

この日行われた「あら-1グランプリ2013」は、とにかく粗くて面白いあらびき芸No.1を決定する大会。984組の応募者の中から選ばれた、オーケストラシンガー、ギャルズ、クロスバー直撃、シソンヌ、庄司智春、ハブ、ハリウッドザコシショウ、螢(とろサーモン久保田withフクロトジ川口)、増山緑、室田夫妻、メグちゃん、ヲタルら12組が決勝に進出し、渾身のVTR作品でバトルを繰り広げた。

そしてライト東野による厳正な審査の結果、Aブロックからハブ、Bブロックからメグちゃん、Cブロックから庄司智春がファイナルラウンドへ進出。さらに“敗者復活枠”も設けられ、惜しくも決勝に進むことのできなかったパフォーマーの中から、キンタロー。やしずる、ロバートなどの強敵を抑えて、今春大阪NSCを卒業したばかりの芸歴1年目、20歳の女性ピン芸人・バターぬりえがライト東野の心をつかみ、まさかのファイナル進出となった。

ファイナルラウンドでは、それぞれ1本目とは違うVTRを披露したハブ、メグちゃん、庄司。しかし、敗者復活であがったバターぬりえは2本目のVTRの用意がないため、1本目のVTRを再び流すことになる。

本来ならば俄然不利な状況だが、舌ったらずなしゃべり方と、“女子高生が巨大なつけまつげを追いかける”という独特の世界観のネタ、そしてつけまつげをキャッチした後の「つけられるか〜い!」というぎこちないツッコミで会場中を虜にしたバターぬりえ。

ライト東野もすっかり魅了されてしまったようで、「1,000組近くの方が応募してくれたので、それにふさわしいチャンピオンを決めたと思っています」と、バターぬりえをチャンピオンとして選び、芸歴1年目のダークホースが第1回「あら-1グランプリ2013」優勝の座を手に入れた。しかし、バターぬりえ本人は会場に来ていなかったため、優勝賞金やトロフィーはライト東野が代理で受け取ることに。

大会終了後の囲み会見には、東野と藤井、そしてゲストの菊地亜美に加え、決勝に進出したパフォーマーたちも出席。大会の感想を聞かれた東野は「ハブくんとかメグちゃんとかいろんなあらびきパフォーマーのみなさんがいらっしゃったんですが、結果的に運命でこういうことに(笑)。番組創世記から我々はバターぬりえを待っていたのかもしれないです」と驚異の新人の出現を喜び、「R-1ぐらんぷりをとってもらって、2連覇して欲しい」と今後の活躍に期待を寄せた。

一方の藤井は「同じVTRを2回見るのは不利だと思っていたのが大間違いで、あんなに最後のひと言(ツッコミ)を待つ瞬間がくるとは思ってもみませんでした」とVTRの構成の妙(?)に感心した様子。

また、ゲストの菊地亜美は「まさかバターぬりえさんがグランプリになるとは思わなかったので、世の中ってすごいなと思いました。バターぬりえさんとは同い年なので、一緒にがんばりましょうという気持ちです」と、エールを送った。

会見の途中にはバターぬりえから優勝コメントが到着。「(生配信していた)YNN、ニコニコ、見てませんでした。Twitterで何百件か連絡が入って(優勝を)知りました。今日、からあげパーティーをしようと思っていましたが、びっくりして動けなくなっております」とレフト藤井が読み上げると、庄司が「(妻の)ミキティはYNNの会員になって、北海道から見てたんだよ!」と声をあげ、記者からは大きな笑いが起きていた。

また、優勝したら17年間付き合っている男性にプロポーズすると宣言していたメグちゃんに対して、東野は「バターぬりえとメグちゃんで迷ったんです」と告白。感激しながらも「優勝できないとプロポーズできないです!!」と涙を浮かべるメグちゃんに、東野は 「いや、メグちゃん。全然していいよ(笑)。これからは9割家、1割お笑いにしてください。あらびき団で結婚式やりますから」と優しい言葉をかけ、これには優勝を逃したメグちゃんも「ありがとうございます!!」と大喜びだった。

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