子犬が“通報”逃走劇に終止符、警察も「警察犬として有望」と評価。

2013/08/29 18:48 Written by Narinari.com編集部

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カナダのある男性は先日、突然家に押しかけてきた警察に逮捕された。そのきっかけを作ったのは、彼が飼っていた生後4か月の子犬。逮捕状が出て逃げていた彼にとって、愛犬は自分を窮地に陥れる思わぬ“敵”だった――。

カナダ紙オタワ・シチズンやカナダ放送局CBCによると、この事件は8月23日午前10時半頃、カナダ東部オンタリオ州警察に入った1本の通報から始まった。オペレーターが電話を取ると、話もないまま切れてしまった通報に違和感を覚えた警察は入電先を調べ上げ、トロントの北東に位置するトレントンにある住宅へと急行。中にいた男性から、事情を聞いてみたという。

すると男性は、飼っている生後4か月の子犬が「電話を踏んで」偶然警察にかかってしまったと説明。途中で切れてしまった通報は子犬が起こしたハプニングと分かり、これで一件落着となるはずだった。

しかしここで訪ねた警察官が男性の情報を照会してみたところ、実は過去に起こした犯罪を巡り、今年4月に裁判所へ出廷するよう命じられていたのに現れず、逮捕状が出されていたことが判明したそうだ。

結局男性はその場で逮捕され、警察へと連行。4か月間警察へ見つからずに続けて来た逃走劇は、生後4か月のペットの行動によってあえなく終わりを告げる形となった。

なお、これまで発見できなかった容疑者を逮捕できた警察は、偶然ながら行動を起こしてくれた子犬を「警察犬としてとても有望」と高く評価しているという。

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