阿佐ヶ谷アニメSTの工事着手、JR高架下に16店舗がオープン予定。

2013/08/21 15:05 Written by Narinari.com編集部

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東京・阿佐ヶ谷に、アニメを作る人と観る人が集う場所を――。今春、ジェイアール東日本開発が計画を発表した「阿佐ヶ谷アニメストリート(仮称)」が、来年3月の開業に向けて工事に着手した。

「阿佐ヶ谷アニメストリート」は、これまで駐車場や倉庫などに使われてきた阿佐ヶ谷駅とお隣の高円寺駅を結ぶJR中央線の高架下で進められている計画。全長約120メートル、幅約20メートルの敷地内(約2,217平方メートル)に16の店舗が集う。

コンセプトは「世界で唯一作る人と観る人が集う場所」。制作者とファンを繋ぐ場を提供することにより、ファンの拡大や深度化を図ると共に、新しい作品や新人クリエイターの創出に繋げたいとしている。テーマは「SF・男性向け・女性向けのコンテンツ中心」で、人気作品の多い“電脳系の世界観”の要素を取り込みたい考えだ。

阿佐ヶ谷のある杉並区には、古くより多くのアニメ制作会社が拠点を構え、現在も「ガンダム」シリーズのサンライズ(上井草)、「魔法少女まどか☆マギカ」や「物語」シリーズ(化物語、偽物語など)のシャフト(井草)、「うたの☆プリンスさまっ♪」や「宇宙兄弟」のA-1 Pictures(成田東)、「モーレツ宇宙海賊」や「マクロスF」のサテライト(阿佐ヶ谷)、「ブレイブストーリー」や「アフロサムライ」のゴンゾ(成田東)、「鋼の錬金術師」や「エウレカセブンAO」のボンズ(井草)など、下請け含め78社の制作会社が集まっている(※杉並区ホームページより)。

また、荻窪には杉並アニメーションミュージアム、上井草にはガンダム像があり、数々のアニメ作品の舞台になるなど、アニメとは縁深いエリアだ。そうした地域性も含め、沿線価値向上策の一環として「阿佐ヶ谷アニメストリート」の計画が立案された。

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