熱中症女性介護でビンタ喰らう、人助けのつもりが嫌な思いするハメに。

2013/08/08 16:19 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、熱中症で失神した女性を介護した男性がビンタを喰らうという一件があった。いったいなぜこのようなことになってしまったのだろうか。

中国メディア揚網などによると、この一件は湖南省株洲市でのこと。7月19日午前10時過ぎ、市民の李有青さんが太子路芦淞区政府近くのバス停でバスを待っていたところ、側にいた20歳前後の女性が突然倒れ込んだ。その日はとても暑く、日差しが強かったため、「熱中症のせいだろう」と思った李さんは、女性をひとまず涼しげな場所に移すことにした。

バス停の近くには歩道橋があったため、李さんは歩道橋の下に女性を運び、そこで様子を見ることに。ただ、声をかけても女性は反応しない。仕方なく、李さんは携帯していたメンソール軟膏を取り出し、女性のこめかみあたりに塗ると同時に、着用していたシャツの第一ボタンを外し、衣類を緩めてあげた。熱中症の応急処置の通りだ。

それでも女性は回復せず。このままではマズいと判断したのか、李さんはケータイを取り出し、救急車を呼ぶことに。そのとき、いきなり李さんにビンタが飛んで来た。女性は見ず知らずの場所で目覚め、さらに目の前に男性がいることに身の危険を感じ、とっさの反応でビンタを放ってしまったようだ。

もちろん、事情を知らされた女性は自分が間違っていたことを恥じ、お礼を口にしたそうだが、ビンタへの謝罪はなし。すぐに立ち上がり、李さんを置いてその場を立ち去った。

これに李さんはあ然。自分は人助けをしたのに、なぜビンタを食らわされないといけないのか――。怒りや悲しみの感情が収まらない李さんは地元メディアに報告。結果としてこの一件は多くの人に知られるところとなったという。

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