松本人志「R100」海外映画祭へ、トロント主催側から熱烈なオファー。

2013/07/30 05:00 Written by Narinari.com編集部

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松本人志監督の最新作「R100」が、9月5日(現地時間)より開催される、第38回トロント国際映画祭において、最高賞の“観客賞”が設けられた「ミッドナイト・マッドネス(MIDNIGHT MADNESS)」部門に正式出品が決定した。

トロント国際映画祭は「映画祭のなかの映画祭」と呼ばれ、北米最大かつ最多プレミア数を誇り、国際的な注目度も高い映画祭。世界各地からメディア、配給会社、製作会社、バイヤー、ハリウッドスターが参加し、一般も含め昨年は総勢40万人の来場を記録した。世界の映画祭では重要映画祭として位置づけられおり、また、ハリウッドのヒットメーカーからは「オスカー・レースはここから始まる」と言われている。

そんなトロント国際映画祭、松本監督が「ミッドナイト・マッドネス(MIDNIGHT MADNESS)」部門に出品するのは、初監督作品「大日本人」、第2作「しんぼる」に続き3作目。過去2作は松本監督の来場もなく上映のみの出品にもかかわらず、1,200人を超える観客が押し掛け、大熱狂とともに迎えられた。最新作「R100」に対しても、完成前より映画祭側から熱烈なオファーを受けていたという。

主演を務めた俳優の大森南朋は、本作について「松本人志監督のぶっちぎりの世界観の中に居させて頂いたことがとても幸せであり、楽しかったです。一言では語り尽くせない魅力が満載ですが、とにかく純粋に楽しめば良い作品だと思います。ぜひご期待ください」と語り、映画祭の観客に向けては「深夜の上映になるとお聞きしておりますが、この作品は、眠気が襲ってくることは決してありません。ぜひお楽しみください」とコメントを寄せた。

また、映画祭のプログラミングディレクターを務めるコリン・ゲデス氏は「松本監督はトロント国際映画祭ミッドナイトマッドネス部門の観客が大喜びする最高傑作を作り上げた。『R100』は、観客を未だかつて経験したことのない、ワイルドで最高に愉快なファンタジーの世界へと連れて行ってくれる。本映画祭では、過去にも松本監督のワイルドな演出スタイルが大いに話題になっており、ワイルドなイマジネーションと独特の世界観に彩られた松本監督作品を楽しみにしています」と上映を心待ちにしている。

映画「R100」は、10月5日(土)より全国ロードショー。


☆「R100」ストーリー

都内有名家具店に勤務する片山貴文には秘密があった。それは、謎のクラブ「ボンデージ」に入会してしまったということ。以降、様々なタイプの美女たちが片山の日常生活の中に突然現れ、彼をこれまで味わったことのない世界へと誘っていった。しかし内容は次第にエスカレートしていき、女性たちは彼の職場や家庭にも現れるようになる。耐えられなくなった片山はプレイの中止を求めるが、一向に受け入れられない。さらなる予測不能の事態が次々と巻き起こる中、果たして彼の運命は――!?


☆「大日本人」はハリウッドリメイクが進行中

2007年6月に公開された初監督作品「大日本人」は、米大手映画スタジオのコロンビアピクチャーズによるリメイクが進められている。プロデューサーは、ウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」などを手掛けたニール・H・モリッツ、脚本家として「タイタンの戦い」「イーオン・フラックス」などを手掛けたフィル・ヘイとマット・マンフレイディが参加し、2013年4月、脚本の進行がいよいよスタートした。

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