「lain」中村隆太郎監督が死去、すい臓がんのため数か月にわたり闘病。

2013/07/26 02:39 Written by Narinari.com編集部

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アニメ「serial experiments lain」や「キノの旅」、ゲーム「ポポロクロイス物語」のムービーパートなどで知られるアニメーション監督の中村隆太郎さんが、6月29日にすい臓がんのため亡くなっていたことがわかった。58歳だった。

中村さんが監督・構成・脚本・絵コンテを務めたアニメ「ちびねこトムの大冒険」のTwitterアカウントは、7月25日、「【訃報】中村隆太郎氏は2013年6月29日午後4時に、すい臓癌のため数ヶ月闘病の末、お亡くなりになりました。ご遺族の了解得て、ここに発表いたします。中村隆太郎氏のご冥福を心よりお祈りいたします」と訃報をツイート。この訃報を受け、同アカウントには中村さんの死を悲しむ声が多く寄せられている。

また、マッド・ハウスの元社長で、現在はアニメ制作会社・MAPPAを経営する丸山正雄氏は、Facebookで「中村隆太郎君が逝った。カミさんひとりにだけ見守られて。息子ふたりも癌で先立たれ、彼も告知された三ヶ月後の6月29日に誰にも知らせるなと遺言残して…我儘な奴ちゃ。彼の気持を大切にひっそりと見守りたいのときっちりお別れのけじめを付けたい気持がとても整理つきそうもない。兎も角『Lain』という傑作を残した彼はもういない。享年58歳」とつづり、中村さんの仕事場だった部屋の写真も掲載。その死を悼んでいる。

そして川崎逸朗氏(アニメ監督)は「中村隆太郎さんとはアイジーの神霊狩でご一緒にお仕事させていただきました。なぜか信頼していただいて、自由にやらせてもらえた作品でした。とても印象深い作品の一つです。ありがとうございました」、片渕須直氏(アニメ監督)は「隆太郎さんとは一時期虫プロで机が隣同士でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます」、鈴木利正氏(アニメ監督)は「最後に会ったのはRECをやってた頃かなぁ。もう一度一緒にお仕事したかった。あの頃より少しは役に立てたと思います。中村隆太郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」とツイート。

脚本家の吉岡たかを氏もTwitterで「実は以前から訃報は届いていたけど公式な発表がないので自粛してました。TV版サクラ大戦で隆太郎さんにお礼を言われたのが、駆け出しの頃の自分の勲章でした。ご冥福をお祈り致します」と故人を偲んでいる。

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