お笑い芸人のくまだまさし（39歳）が7月17日、映画「ローン・レンジャー」のプロモーションのため来日したジョニー・デップにギャグを見てもらうべく、ジャパン・プレミアが行われた東京・六本木ヒルズアリーナへ。そして、2,000人ものファンやマスコミが集まったレッドカーペットでデップ、アーミー・ハマー、ゴア・ヴァービンスキー監督、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーを待ち受けるも……。

実はくまだは、情報番組「スッキリ!!」（日本テレビ系）の企画「くまだまさしのくまだを世界にプロジェクト」で4人を直撃し、“持ちギャグで笑わせよう”との特命を受けていた。しかし、監督とアーミー・ハマーには、なんとかギャグを見てリアクションをもらったものの、本命のデップには視界にも入れてもらえないという結果に。

これには「……大敗北です」と力なく語るくまだ。「今回、『スッキリ!!』さんがチャンスを与えてくれまして、『スッキリ!!』さんとしてはOKだったと思いますが、僕的には大敗北です。ジョニー・デップさんに、なんとかネタを見てもらいたかったんですけど、やはりそれが叶わなかった……ホント残念です」と悔しさを滲ませた。

そして「アーミー・ハマーさん、ゴアさんとは絡むことが出来ましたけど、僕の緊張があったのか、ややウケで（笑）。細かいことを言えばネタのチョイスミスですね。それを修復して、ジョニー・デップさんに挑もうとしたんですが、僕の1メートル前まで来た瞬間、メディアではなくて、お客様の方に行ってしまいました。僕に運が無いというか、正直、ウケるウケないではなくて、見てももらえなかったというのが寂しいです」と肩を落とした。

最後は「今回の失敗を糧に、僕がスーパースターになれるように頑張っていきたいと思います。今日はホントすいません。悔しい！」との言葉を残し、衣装のまま会場を去ったくまだ。その背中は、やはりどこか寂しげだった。