ヒュー×真田がロンドンで再会、「ウルヴァリン:SAMURAI」プレミア。

2013/07/18 06:00 Written by Narinari.com編集部

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「X-MEN」シリーズの人気キャラクター・ウルヴァリンが、不思議な因縁で訪れることになった日本が舞台の映画「ウルヴァリン:SAMURAI」。そのロンドンプレミアが7月16日(現地時間)に行われ、ヒュー・ジャックマン、真田広之ら日米キャストが集結した。

気温30度近い暑さの中、ロンドンの中心街レスター・スクエアに長大なレッド・カーペットが用意され、世界中から集まった200人を越えるマスコミと、3,000人の観客が見守る中で、18時ごろから続々と主要キャスト&スタッフが到着。ウルヴァリンを演じるヒューは、映画の中でのタフガイぶりとはうってかわったファンサービスを披露した。

そして、日本を代表する国際派スターの真田。爪と刀の戦いでアクション映画の新たな歴史を切り開いた2人がレッド・カーペットで再会を果たした。

さらにハリウッド・デビューとなる2人の日本人トップモデルも登場。ウルヴァリンと恋に落ちる“運命のヒロイン”を演じたTAOと、ウルヴァリンの相棒として数々の死地を乗り越えるユキオ役の福島リラは、“3本爪”のモニュメントの前でヒューと3人でフォトセッションを行うなど、ロンドンのレッド・カーペットでもハリウッド×日本のケミストリーが発動した。

ヒューは日本を舞台にした作品への出演について「ファンタスティック! 日本はこれまでもずっと大好きな国だったから、そこで撮影をしたのはとてもエキサイティングだった。日本がとても美しく、魅力的でカリスマ的に描かれているので、日本の皆さんもきっと満足してくれ、そして誇りに思ってくれると思う」とコメント。

また、富士山への思い入れが強いことで知られるヒューは、世界遺産への登録について「これまで登録されていなかったというのが驚きだ。すばらしいモニュメントであり、壮大な自然の一部だ。富士山はこれまで、日本中、そして世界中の数多くのアーティストたちを魅了してきた。だからこそ、このような形で保護されると聞いて嬉しいよ」と喜びを語った。

作中で“爪と刀の対決”を演じた真田は「ヒューは素晴らしいファイターというか、素晴らしいダンサーですから、振付を覚えるのも早いし、ひとつの動きがすごく正確なんですよ。毎回、タイミングも、ポジションも、スピードもピタッとくるので、こちらとしては非常にやり易く感じました。幸い事故もなく、アクシデントもなく、無事にすんだので、ここに今日いられるというわけです」とアクションシーンを回顧。

日本を舞台にしたヒットシリーズへの出演については「日本のお客さんが観たときに、良い意味での違和感を持たせて、アメリカのコミックの80年代のイメージと、今の日本と、古き良き日本映画の持っている、懐かしいような部分など、いろいろな要素を見事にミックスしたオリジナルバージョンの日本をクリエイトしてくれた映画だと思います。それをヒットシリーズの土俵を借りて世界に紹介出来るというのは嬉しいことですし、そこに参加出来たのは非常に良かったと思います。戦いがいのある戦いでした」と語った。

そしてTAOはヒューについて「いつもヒューは『(女性キャストの中で)君が一番好きだよ』って言ってみたりとか、なんかこう、そういう冗談を言って場を和ませてくれるようなすごいすてきな方でした」とのエピソードを披露。ハリウッド大作には初出演となるが、「すごく幸運で、初めてのオーディションでこんな大作に抜擢されてしまって、プレッシャーはあったんですけど、もう楽しくてしょうがなくて、やっと今日の日をロンドンで迎えられて、本当に嬉しいです」と喜びを爆発させた。

また、アクションシーンにも挑んだ福島は「肉体面ではすごくチャレンジでした。格闘技やアクションスタントは全然初めてだったので、それを勉強するというのがすごくチャレンジでした。休みなしだったので、どうやって疲れを取るかというのが大事でした」と大変だったそう。ヒューの印象については「肉体管理がとてもプロフェッショナルで、毎回見る度に、パンプアップ(トレーニング)しているか、ウェイト維持のためにご飯を食べているかしていました。それに、セットにいるスタッフたちに優しく声をかけたりとか、そういうところもプロフェッショナルだなと思いました」と、その姿勢に感銘を受けたようだ。

本作のジェームズ・マンゴールド監督は「日本に敬意を表する映画となったと思う。これまで西洋の国が作った日本についての映画は、あまりにもお決まりの型にはまったイメージに捉われていると感じるが、そうならないように努めた」と細心の注意を払ったという。日本での撮影は「大規模なアクションシーンを東京で撮影した。道路を封鎖し、大掛かりな追跡シーンを、東京の下町で撮影した。加えて、これまであまり紹介されたことのなかった、日本の田舎の良さを発見することにチャレンジした。瀬戸内海の美しさは、まるでタヒチの様で、自然の美しさが損なわれていない」と振り返った。

映画「ウルヴァリン:SAMURAI」は9月13日(金)TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー。

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