ココリコ田中が20年越しの○○、「スター・トレック」新作イベントで。

2013/07/17 03:53 Written by Narinari.com編集部

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7月16日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木で映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の舞台挨拶付きスペシャル・プレビューが行われ、本作で“世紀の悪役”ハリソンを演じたベネディクト・カンバーバッチ、日本語吹替え版でウフーラ役の栗山千明、さらには“Mr.スポック田中”こと(?)ココリコの田中直樹が登壇した。

この日のイベント、最初に登壇したカンバーバッチは映画の内容についてユーモアあふれる受け答えをし、通訳の時間が長めになってしまうと、「答えは短めにしますね」と言うなど、笑いを誘うシーンも。続いて栗山が登壇し、カンバーバッチについて「もともとは役のイメージで、ちょっと怖いイメージがあったんですが、とてもやさしい方で安心しました」と印象を語った。

そしてイベントの司会が「今日は客席のみなさんからプレゼントがあるんですよね?」と声をかけると、「ハッピーバースデートゥーユー」が流れ、観客全体で「ハッピーバースデー、カンバーバッチさん」と合唱。7月19日の誕生日をお祝いした。

喜びを露わにするカンバーバッチの前に、「スター・トレック」シリーズには欠かせないキャラクター・スポックが、これまた「スター・トレック」シリーズの宇宙船“エンタープライズ”をかたどったケーキを運んで登場。このスポックが今回の田中の役どころで、「顔が長めのスポックですいません」と、さっそく笑いを誘った。

“エンタープライズ”ケーキを目の当たりにしたカンバーバッチは、その精巧さに興味津々の様子。そして田中には、「映画の中で、(スポックと)あまり仲良くないんですけど、毒を盛ってないですよね?」とジョークを飛ばしたり、ケーキに飾られた自分を模した人形を丸かじりし、「私はとても美味しいです」といったコメントで、これまた爆笑をさらった。

フォトセッションを挟んで、栗山と田中の囲み取材が行われ、改めてカンバーバッチの印象を聞かれた栗山は「かっこよかったですね。お客さんが『キャー!』と言ってる気持ちがわかりました。すごく気さくな方で、たくさんお話しを聞かせていただきました」と語り、「用意したケーキをみなさんの前で食べるって、遠慮されるかなと思ったんですけど、食べてくださったりとか優しかったですね」と、人柄の良さについても惚れ惚れした様子だ。

一方の田中も「舞台裏でもすごく優しくて、“サンキュー、サンキュー”っておっしゃってくださいました」とその人柄について触れつつ、「めっちゃかっこいい悪役なんですけど、舞台の優しいカンバーバッチさんとは違う印象なんです、役がギャップがすごいと思いました」と、本作とのギャップを絶賛した。

そして舞台挨拶の出来について訊かれた田中は、「6人くらい笑ってくれたんで、まずまずかな(笑)」と苦笑。カンバーバッチのジョークで爆笑が生まれていたことについては、「すごい盛り上がってましたね。(芸人として)今晩、落ち込むんだと思います」と肩を落としたが、そんな田中を「今、スポックの風貌で真面目に話されてる姿が一番面白いです(笑)」とフォローする栗山だった。

そのスポックに、1時間半もかけた特殊メイクで扮した田中だが、マッシュルームカットをしていたデビュー当時、スポックに似ていると何人かに言われ、それからスポックや「スター・トレック」シリーズを意識するようになったそう。そうした意味でも、「20年越しのスポックなので、ありがたいなあ」と感慨深げだ。

一方、女優としてはハリウッド映画に出演している栗山ですが、実写の吹替えは2度目だそうで、「難しいなと思いますし、だからこそ声優さんってすごいなと思いますね」と、アニメ好き、声優好きを伺わせるコメントも。そんな栗山の吹替えを田中は、「すごいかっこいいんですよ! 凛とした女性と、栗山さんの凛とした感じがオーバーラップするような印象を受けました」と興奮気味に讃えた。

映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」は8月16日(金)、17日(土)、18日(日)、お盆先行公開決定。




☆ベネディクト・カンバーバッチ 来日記者会見コメント(@ニコファーレ)

「日本のファンの皆様にはとても感謝しています。皆様礼儀正しいので、とても謙虚な気持ちになります。成田でも両親さえ出迎えに来てくれませんが、日本のファンはとても暖かく迎えてくれて本当に嬉しい。日本は新しいものと古いものが融合しており来日する度に驚かされる、世界に類をみない国です。日本は大好きです」

「もし違うキャラクターを演じるならスポックを演じてみたいですが、自分の役への忠誠がありますので、ジョン・ハリソン役で満足しています。ジョン・ハリソンの役作りは、自分の身の回りの事象や、JJ監督との打ち合わせで作っていきました。特に、パレーズエンドという番組のクリストファーというキャラクターに影響を受けました」

「かつてない規模のアクションを体験しました。何度もリハーサルもしましたし、武術も習いました。1日2時間はトレーニングに費やし、4000キロカロリーの食事もとりました」

「本作での体験は本当に素晴らしいものでした。私はJJ監督の1作目の大ファンで、ザックやクリスに現場で合った時には、本当のスポックとカーク船長だ!とファンのようになっていました。実際の撮影では、大作であること、そして2作目からの出演ということでプレッシャーもありましたが、皆とてもフレンドリーに私を迎えてくれて感動しました。そしてJ.J.監督は、本当に天才だと思います。彼は豊富な知識と類まれなるセンスを持ち合わせつつ、仕事への責任感があり、かつエゴがない。そして常に最善を目指します。彼はミュージシャン、漫画家、そして監督でもある天才なのです」

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