中国TV「進撃の巨人」パクる? 「我が国はまたやらかしたようだ」。

2013/07/12 18:41 Written by Narinari.com編集部

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2009年に「別冊少年マガジン」(講談社)で連載が始まったマンガ「進撃の巨人」(作者:諫山創)。コミックの累計発行部数は2,000万部を突破、マンガを原作としたアニメも好評、実写版映画(2014年公開)の製作も発表されるなど話題に事欠かない作品だが、アニメ放映後、中国でも同作品への注目は日に日に高まっている。そうした中、中国の有名番組は「進撃の巨人」人気に“便乗”したオープニング映像を作成。中国内のネットユーザーからは著作権を疑う声や、逆に称賛の声など、さまざまな意見が噴出している。

中国で高まる「進撃の巨人」人気に目をつけたのは、湖南衛生テレビ(湖南省)の老舗オーディション番組「快楽男声」。歌自慢の男性が全国各地から集結し、その歌声を競うという番組だが、7月7日、杭州(浙江省)地区の予選が放映された。

そこで、中国の“日本アニメファン”の度肝を抜く出来事が起こる。というのも、番組のオープニングで突然アニメ「進撃の巨人」のOP曲「紅蓮の弓矢」がかかったかと思うと、アニメさながらの映像が次々と流れ始めたからだ。

最初に目に飛び込んで来る炎に焼かれた「進撃の巨人」のロゴ、楽曲半ばで登場する「進む」「意志を」といった言葉のデザイン背景など、アニメ「進撃の巨人」OPを一度でも見たことがある人であればすぐにそれとわかるものだった。

同局、および番組側がきちんと著作権の許諾を得た上でオープニング映像を作成したのかは不明だが、中国のネットユーザーの間でもこの一件は物議を醸すことに。

「『紅蓮の弓矢』を勝手に使用していいのか?」「我が国はまたやらかしたようだ」といった批判が出る一方、「歌声が流れる前に使用をやめたからいいのでは?」「この程度のパクリなら日本も許してくれるだろう」などと擁護するような意見も出た。いずれにしても、「快楽男声」という超人気番組にまで影響を及ぼしている「進撃の巨人」人気に驚きを隠せないユーザーは少なくないようだ。

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