銀魂「万事屋」はどんな組織? 3人の深い絆は“完結篇”でどうなる。

2013/07/11 15:31 Written by Narinari.com編集部

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テレビアニメの放送開始から約7年。長い間ファンから愛され続けているアニメ「銀魂」が、現在公開中の「劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」をもって、その歴史に幕を下ろそうとしている。前作「新訳紅桜篇」の140%以上のオープニング興行成績を記録し、大ヒット中の今作だが、気になるのはやはり“完結篇”の後に付けられたサブタイトル、「万事屋よ永遠なれ」という言葉だ。ポスターなどでも大きく打ち出された「万事屋」メンバーの志村新八・神楽の2人の姿の変化にはアニメシリーズからのファンを大きく驚かせ、さらに2人は劇中で対立関係にあると話題を呼んでいる。ではそもそも、その「万事屋」とはどのような組織なのだろうか。

当初は主人公の銀時が一人で営んでいた「万事屋」。そこに剣道道場の息子である新八、宇宙最強の戦闘民族“夜兎族”の神楽が次々に加わり、さらには神楽が拾ってきた巨大な犬の定春も登場、今のメンバーが集まった。“頼まれたことは何でもする”をモットーにさまざまな仕事を受けてはいるが、職の内容的に収入は不安定。新八も神楽も「一度も給料を払ってもらったことがない」などと事あるごとに愚痴っており、依頼を受けて仕事をするというよりも、大体が面倒事に巻き込まれたり、逆に巻き起こしたり、そのたびに3人はギャーギャー文句を言いながら、なんとか事件を解決していく。

普段は愚痴を言い合ったり、軽口を叩き合ったり、時には喧嘩して手が出たり、血まで出たりと、お世辞にも“仲良しこよし”な関係には見えない3人だが、ここぞというときの結束力には思わず胸をつかれる。誰か一人がピンチに陥ったとき、残った2人は命を懸けて立ち上がり、誰かが道を間違えそうになったときは、残った2人が本気で叱る。そんな場面が随所に出てくるのだ。

アニメシリーズでは、皆を危険にさらさないために一人で敵陣に乗り込んでいこうとする銀時に対し、神楽と新八は「僕らは死なない!あんたは死なない!なぜならあんたが僕たちを護ってくれるから!なぜなら僕らが絶対あんたを護るから!それが万事屋じゃないんですか!」――そう言って掴みかかるシーンがある。いつもはリーダーである銀時が年下の2人を守ることが多いものの、いざというときは全員で助け合うという、これこそが本当の意味の仲間なのではないかと気付かされる。

これまで何度か解散や消滅の危機を乗り越えてきた「万事屋」が、今回の映画ではまさかの分裂!?と謳われており、アニメシリーズからのその深い絆は一体どうなってしまったのだろうか。永遠なれ、という意味深なサブタイトルの意味も気になるところだ。

すでに鑑賞したファンからは「やっぱり万事屋最高!」などという声も聞こえてきているが、果たして「万事屋」の絆の結末は如何に。

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