「終戦のエンペラー」主題歌、ゴダイゴコンビの楽曲を米良美一が歌う。

2013/07/09 08:24 Written by Narinari.com編集部

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アカデミー賞俳優トミー・リー・ジョーンズがマッカーサー元帥を演じ、終戦直後の日本を描いた米映画「終戦のエンペラー」。その日本版主題歌に、米良美一が歌う「Can You Hear?」が決定した。楽曲の本編エンドロールでのお披露目は、7月18日(木)開催のジャパンプレミアから。また、7月中旬から放映(予定)のテレビCMでも起用されている。

「Can You Hear?」は作詞:奈良橋陽子、作曲:タケカワユキヒデ、編曲:ミッキー吉野という陣容で制作された楽曲。本作の日本公開にあたり、プロデューサーの奈良橋、野村祐人がともに「日本版主題歌を作りたい」と考えており、「『終戦のエンペラー』に込めた再生、希望といった私たちの想いを託した楽曲……」というイメージのもと、かつてのゴダイゴのメンバーとともに楽曲制作が進められた。

また、並行して歌い手を考えたときに、「米良美一さんと奇跡的な、運命的な出会いをしました」(野村)。試写を見た米良は大粒の涙をポロポロと流して「この映画を作ってくれて本当にありがとう」と感謝の思いを語ったそうで、これに野村は勇気をもらったという。そして米良の美しく、力強い声、そして子どもたちの声(コーラス)を得て、この楽曲が完成した。

今回、日本版主題歌を歌うことになった米良は「この映画に出会えて本当によかった。私が今ここにいるのは、この時代を生きた人たちがいたおかげだと感じました。先人に恥じないよう、私も未来のために、しっかりと生きて行かなくてはならない。そんな想いを込めて歌いました」とコメントを寄せている。

なお、楽曲制作にあたり、本編の映像とともに、未収録の映像も合わせてPVを制作。争いの後の瓦礫と化した日本で、呆然と佇む人々。米国の兵士はその焦土をさまよい、やがて争いあった米国人と日本人は対話を重ね、希望を見出す。困難は去り、やがて未来はやってくる――そんな想いを焼け野原で遊ぶ子どもたちの姿に重ねた映像になっているという。

映画「終戦のエンペラー」は、トミー・リー・ジョーンズのほか、人気海外ドラマシリーズ「LOST」のマシュー・フォックス、初音映莉子、西田敏行、桃井かおり、中村雅俊、火野正平、夏八木勲、伊武雅刀、片岡孝太郎らが出演。7月27日(土)より、全国公開。

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