7月7日、フジテレビ本社内にて、8月3日（土）と4日（日）に放送される「FNS27時間テレビ 女子力全開2013 乙女の笑顔が明日をつくる!!」の記者発表が行われた。

1987年にスタート以来、放送を重ね、賑やかな夏の風物詩的な特番として定着した「27時間テレビ」だが、今年のメインパーソナリティは史上初となる11人の女性芸人で、オアシズ、森三中、椿鬼奴、友近、ハリセンボン、柳原可奈子、渡辺直美といった面々。この日の会見では、相談役を務めるマツコ・デラックス、さらには司会の榎並大二郎アナとともに、本放送の予告編とも受け取れるぶっちゃけトークを展開した（※柳原可奈子は体調不良のため欠席）。

まず、「27時間テレビ」の内容紹介では、メインアシスタントに明石家さんま、中継担当にビートたけしと、ビッグネームが発表され、会場からはどよめきが起きる。ハリセンボン・近藤春菜は「27時間もあるから、ボーっとする時間もあると思うんですよ。一切、笑いのない時間もあると思うんで、さんまさんに助けていただけたらなと……なんすか!?」と反応の薄いマスコミにキレ気味だ。

また、昔からたけしのファンだというオアシズ・大久保は、芸能界に入った理由が「小銭を貯めることと、たけしさんにおねえちゃんと言われながら抱かれること」だったと明かし、今から共演を楽しみにしているという。

マツコから「小銭の方は？」と訊かれると、「まずまずな野球選手の年俸くらいは…こういうサービストークをするとネットニュースの記事になる（笑）。そんな貯まって、ボチボチです」と慌てて言い直し、笑いを誘っていた。

続けて、榎並アナから5大企画が発表された。中村あゆみ、渡辺真知子、ももいろクローバーZらが出演する「真夏のなでしこ歌謡祭」、男性芸人がリポーターとなり女性芸人の母親と中継を結ぶ「女芸人お母さん中継」、女芸人たちがイケメン俳優にプロポーズされる「約1回目のプロポーズ」、「ほこ×たて女性技師対決！」、今田耕司司会の「ミスターFNSコンテスト お前らを惚れさせてやるグランプリ！」……と強力な企画が柱に。

そのほか「めちゃイケ」や「アウト×デラックス」「SMAP×SMAP」「サザエさん」「人志松本のすべらない話」といった人気番組とのコラボ、さらには名物企画「さんま・中居の今夜も眠れない」、かつての人気企画「フジテレビ大反省会」など、注目の企画、番組が目白押しだ。

また、この日は七夕とあり、出演者が短冊に願い事を書き、笹の葉に飾った。友近の願い事は「世直しが成就しますように」で、「まだノーと言える人が少ないです。そういう人が出てこないと、私だけがギャーギャー言うてるみたいになるんで」と持論を展開。森三中・黒沢は「いつまでも好きなものを食べられる強い胃が欲しい」、村上は「おばあちゃんになっても、焼肉が食べられる健康な体でいたい」と、同類の願い事だったのに対し、大島だけ「ダチョウ倶楽部さんのようになれますように」と芸人としての夢をしたためていた。

これを見たメンバーは「私と黒沢は、ダチョウ倶楽部さんを尊敬してますけど、憧れていません」（村上）、「私、リップスライムに憧れてます」（黒沢）などと全く賛同が得られず、肩を落とす大島だった。

会見も終了の時間が迫ると、これまで一切発言のなかったハリセンボン・箕輪はるかが満を持して、「女子一同気合入っているので、フジテレビぶっ壊してやるよ！」と謎の破壊宣言を響き渡らせ、お開きとなった。