押切もえが小説家デビューへ、8月に長編の処女小説「浅き夢見し」。

2013/07/08 04:00 Written by Narinari.com編集部

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モデルの押切もえ(33歳)が、約3年の時間をかけ書き上げた初の長編小説「浅き夢見し」を出版、小説家デビューすることがわかった。8月7日に発売で、価格は1,200円(税別)。

これまで「モデル失格」「心の言葉」「押切もえの恋するソウル完全ガイド」など、多数の著書がある押切だが、小説は今回が初めて。主人公の25歳の売れないモデルは、「いつかは有名なモデルになりたい」と思うばかりで、実際には何も行動を起こさない他力本願さゆえに、うまくいかない挫折の日々を過ごしている。そんな主人公がネガティブな感情に押しつぶされそうになりながらも、いかにして“売れるモデル”へと成り上がっていくのか。試練を乗り越え、七転び八起きしながら自分だけの光の道へ一歩を踏み出すまでのストーリーが描かれる。

モデル業界のバックステージなど、現役モデルだからこそ描くことができる、緻密な描写も注目のポイントだ。

押切は「普段モデルの仕事をしていく中で、表舞台で輝く笑顔の影には、他人には見せない努力、葛藤、摩擦…など辛く苦しい裏舞台が必ずあるということを思い知りました。しかしそれがあるからこそ、表舞台に強く立つことができるのです。“夢を追い続けることは大切だけど、大変なんだ”。雑誌やテレビのお仕事だけでは伝えきれないそんな思いを、文章に残したいと思ったことが、モデルを主人公とした本作を書き始めたきっかけです」と、今回の「浅き夢見し」を執筆するに至る経緯を説明。

また、そうした折りに10代の女の子を対象としたミス・コンテストに審査員として参加する機会があり、「目標のために特技を磨いたり、どうしたら成長できるか真剣に悩む姿を目の当たりにし……少女たちに何かエールを送れるようなものが書けないかと思ったことも、この小説を書き進めるにあたってのモチベーションとなりました」と語る。

そして「“夢を見ること”は10代だけに与えられた特権ではありません。年齢を重ねても、輝いている人はずっと夢を追い続けています。30代になっても、40代になっても、日常の些細なことでもいいので生涯、やりがいを持ち、前向きに生きていれば道は開ける……この作品には、そんなメッセージが込められています」と、作品に込めた想いを明かした。

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