夏帆が初ナース服で初ホラー、Jホラーの先駆者も「センスが抜群」。

2013/07/04 04:40 Written by Narinari.com編集部

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女優の夏帆(22歳)が7月3日、霊的能力のあるナース役で主演するホラードラマ「悪霊病棟」(TBS・MBS系)の合同取材会に出席。映像紹介や質疑応答のほか、6月30日に誕生日を迎えた夏帆のために、本格ホラーに相応しい真っ黒なケーキのサプライズプレゼントが贈られた。

この夏の深夜に放送される「悪霊病棟」は、お化け屋敷プロデューサー・五味弘文と、“Jホラー”の先駆者・鶴田法男がタッグを組み、東京、大阪、名古屋で開催するお化け屋敷イベントと連動した本格ホラードラマ。夏帆はおぞましい出来事の渦中にあって、災厄の要因と疑われ、窮地に陥るナースを演じる。

合同取材会では、まず、鶴田監督が「私は1991年にビデオ映画の『ほんとにあった怖い話』シリーズを製作し、それが『リング』『呪怨』に影響を与えたと言われ、“Jホラーの先駆者”と呼ばれていたりしますが、最近、Jホラーに元気がなくなっていて、新しい展開をしていかないといけないと思っていました」と挨拶。そうしたタイミングで五味がプロデュースするおばけ屋敷と連動する今回のオファーが届き、「Jホラーのセカンドステージを飾るのではと思い、引き受けさせていただきました」と、メガホンを執ることになった経緯を説明した。

また、今回は脚本も担当しているが、「夏帆ちゃんにラブレターを贈る気持ちで書きました。怖くて面白くて、いままで見たことのない夏帆ちゃんの魅力を120%焼き付けるように。20数年ホラーばかり撮ってきたノウハウを詰め込みました」とも。結果、「僕が考えていた以上に夏帆ちゃんが面白い形でキャラクターを作ってくれたので、愛嬌のあるホラーになっています。新生Jホラーの誕生を見ていただきたいです」と、満足のいく仕上がりとなったようだ。

そんな夏帆は「私が演じた隈川病院の看護師・琉奈は、霊的能力を持っていて、それをずっと隠してきた女の子です。人とも向き合えず、泣き虫で感受性豊か。地上波の連続ドラマ主演も久しぶりで、ホラーも初めてだったので、プレッシャーも強くありました。脚本を初めて読んだとき、ハードルが高くて、ひっくり返りそうになりました。しかし、キャストやスタッフのおかげで、支えられて撮影を終えられて感謝しています」とコメント。
そしてドラマで苦労した点については「やることがたくさんあって、毎日が山場でした。達成感でいっぱいです。自分でもよく撮りきれたなと思います。でも、毎日が充実していて楽しかったですね」と振り返った。

今回のドラマではナース服を着ているが、これについては「看護師としてナース服を着るのは初めてです。ホラーも初で、すべて初めて尽くしでした」とのこと。ホラー作品は撮影中に“恐怖体験”がつきものだが、夏帆は「私、霊感がまったくなく、実際恐怖体験もないんです。ホラー作品の撮影現場って怖いことが起きるっていうけど、霊感全くなくて何もなかったです。現場がこんなに楽しいとは!」と、怖いと思うようなことは何もなかったそうだ。

鶴田監督から見て、ホラー初挑戦の夏帆は「ホラーセンスが抜群。ホラー初めてとは信じられない。人を脅かすタイミングを熟知していて、間の取り方がうまくてびっくりしました」と高く評価した。

そして最後は「ホラーマニアのツボは確実に押さえ、幅広い層が楽しめるドラマです。貞子を超えるキャラを作ろうと思って、琉奈をつくりあげました。日本のみんなが夏帆にビビらされます。この夏は、尾上琉奈vs貞子で涼しんでいただけたらと思います」(鶴田監督)、「キャスト、スタッフ一同、本当に面白くて怖いものを作ろうという強い気持ちを持ちつくりあげました。実際にそうなったのでぜひ見てください」(夏帆)とのコメントで合同取材会を締めくくった。

連続ドラマ「悪霊病棟」は、TBSは7月18日(木)24時58分から、MBSは7月18日(木)24時59分からスタート。出演は夏帆のほか、大和田健介、鈴木一真、高田里穂、川上ジュリア、Lizzy(from AFTERSCHOOL)、森脇英理子、嶋田久作ら。

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