バスに手を添え宙に浮かぶ男、ロンドン市民驚愕のパフォーマンス。

2013/06/30 15:02 Written by Narinari.com編集部

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先日ロンドン名物の2階建てバスを使って市民を驚かせたマジシャンが、いま、英国で話題を呼んでいる。30歳のプロマジシャン“ダイナモ”さんは、2階建てバスの屋根に片手を添えただけの状態で空中に浮かぶパフォーマンスをして市内を巡り、街ゆく人たちの注目を集めた。その様子は、プロモーションとして仕掛けたペプシによってYouTubeに投稿され、300万回以上の再生回数を記録するほど話題になったのだが、その後「アイデアを考案したのは自分」とする人物が現れてネタばらしを行い、再び盛り上がりを見せているようだ。

英紙サンやデイリー・メールなどによると、ダイナモさんがパフォーマンスを行ったのは6月23日の日曜日。欧米で販売されているダイエットコーラ「ペプシマックス」のプロモーションとして参加したダイナモさんは、2階建てバスの屋根に右手だけを付ける形で、体は宙に浮くパフォーマンスを行った。その様子は、6月24日付でYouTubeに公開された「Pepsi Max & Dynamo present: "Bus Levitation" #LiveForNow」(//www.youtube.com/watch?v=G06xdAEYcjM)という動画で紹介されている。

警察も協力してバスの護衛にあたる中、彼を運んだ2階建てバスは、有名な時計台「ビッグ・ベン」で知られる国会議事堂付近などのロンドン中心部を走行。すれ違う多くの通行人やドライバーがカメラを向け、動画の中には彼が手にしていた携帯電話からの映像も盛り込まれている。彼が見せた常識外のパフォーマンスは、休日に出歩いていた多くの市民を魅了したようで、英メディア間でも広く取り上げられるなど、大きな話題となった。

いったいどのような仕掛けで宙に浮かんだのか、動画を見れば誰もが気になるダイナモさんのパフォーマンス。しかし今回の騒ぎを、あるドイツ人マジシャンは複雑に捉えていたそうだ。ストリートパフォーマーというヨハン・ロービアーさんは、彼が行ったスタントが「非常に簡単だ」と英メディアに話し、トリックを解説したという。

英紙デイリー・テレグラフやデイリー・スターによると、欧州やエジプトなどで活動を行って来たという彼は、2001年から同じようなパフォーマンスを披露していると主張。彼の話では、バスに付けた右手が「偽の腕」であり、そこから繋がる金属部品が服の下を隠れて「背中やズボン、靴の下」まで通り、体を支えているという。ロービアーさんはこのパフォーマンスを、さまざまな改良を重ねながら2001年から世界中で行っているそうで、「ダイナモさんと接触したことがない」事実も絡み、今回話題のパフォーマンスのネタばらしを行ったようだ。

マジシャン同士の複雑な事情が垣間見えたとはいえ、話題が広がったペプシ側からしたら大成功に違いないダイナモさんのパフォーマンス。ロービアーさんが明かしたトリックが行われているのか、はたまたもっと複雑なトリックが隠されているのか、確かめる意味でも一度動画をご覧いただきたい。

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