「海賊とよばれた男」が100万部、百田尚樹が東野圭吾らに並ぶ記録。

2013/06/20 04:24 Written by Narinari.com編集部

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今週6月24日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門では、百田尚樹「海賊とよばれた男」上下巻(2012年7月11日発売・講談社)が、週間3.1万部、2.5万部を売り上げ1位、2位を独占、初の首位に輝いた。4月9日に発表された「2013年本屋大賞」で大賞を受賞した直後の4月22日付けで2位、3位に急上昇し、初TOP10入りをしてから先週6月17日付けまで、9週連続でTOP10入りしていた同作だが、1位、2位独占は今回が初となる。

また今週で上下巻合わせた累積売上部数が100.8万部と、大台の100万部を突破した。(上巻:55.3万部、下巻:45.5万部)。

「海賊とよばれた男」は、大手石油企業、出光興産の創業者・出光佐三のをモデルに、戦後の焦土と化した日本で、社員を一人も解雇せずたくましく生き残り、世界をあっと言わせる「日章旗丸事件」を起こした一人の気骨ある経営者の生涯を、壮大なスケールで描いた本格ノンフィクションノベル。

先週6月17日付けのランキングで「永遠の0」(講談社)が文庫部門3作目の200万部突破を果たしたばかりの百田尚樹だが、今回BOOK(総合)部門1位制覇により、東野圭吾(2008年11月3日付け)、村上春樹(2010年12月27日付け)、成田良悟(2012年6月18日付け)に次いで4人目の「BOOK(総合)」「文庫部門」両制覇作家となった。

そのほか今週のBOOK(総合)部門は、姜尚中3年ぶりの長編小説「心」(集英社)が先週29位から4位に上昇し初TOP5入り、先週100位圏外だった「ファミ通App Android NO.007」(エンターブレイン)が3週ぶりにTOP10内再浮上、人気ママタレント・東原亜希約2年ぶりのスタイルブック「東原亜希のHAPPY LIFE」(宝島社)が10位に初登場、自身初の総合TOP10入りを果たした。

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