「永遠の0」文庫が実売200万部、発売から3年11か月かけ大台を突破。

2013/06/13 04:00 Written by Narinari.com編集部

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6月3日にオリコンが発表した「2013年上半期“本”ランキング文庫部門」で首位に輝いた百田尚樹「永遠の0」(2009年7月15日発売・講談社)が、今週6月17日付けのオリコン“本”ランキングで週間3.0万部を売り上げ7位にランクイン、累積売上を202.6万部とし200万部を突破した。オリコンが2008年4月に同ランキングを開始して以来、文庫部門では、東野圭吾「容疑者Xの献身」(文藝春秋・2010年5月31日付けで突破)、湊かなえ「告白」(双葉社・2010年9月6日付けで突破)に続く2年9か月ぶり、史上3作目の200万部突破作品となった。

「永遠の0」は、第2次大戦時、臆病者と罵られながら「妻との約束のために生きて帰る」と言い続け、特攻で命を落とした一人の零戦乗りの生涯を、その孫が終戦60年目の夏に辿る物語。当時の戦況や時代背景と共に描かれた壮大なストーリーが話題となりジワジワとセールスを伸ばし続け、昨年10月には発売から3年3か月で累積売上100万部を突破。その後は著者のTV出演や本屋大賞受賞などが後押しとなり、今年の5月6日付けでは発売から3年9か月で初の首位を、今年の上半期でも文庫部門首位を獲得するなど、上半期を代表する作品となった。

この後も岡田准一主演、山崎貴監督での映画公開が控えており、まだまだ話題も豊富。今後のセールス動向も気になるところだ。

そのほか今週の文庫部門は、1位の(著)伏見つかさ/(イラスト)かんざきひろ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない12」(アスキー・メディアワークス)をはじめ、人気ライトノベル最新刊4作がTOP10初登場。また、関ジャニ∞の大倉忠義初の単独主演、ヒロインを桐谷美玲が務め、来週6月22日(土)より映画公開される中村航の同名原作「100回泣くこと」(小学館)が10位にランクイン、初TOP10入りを果たした。

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