“厨房のピカソ”山口の大使に、安倍首相夫人も応援に駆けつけ。

2013/06/11 02:13 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


山口県は6月10日、東京・六本木で「美食王国やまぐち親善大使」の就任発表会を行った。

山口県は、昨年11月9日にバーチャル会社「(株)おいでませ山口県」 を設立し、カリスマ経営者「島耕作」を社長に迎えて、観光の活性化に取り組んでいる。2013年度は、全国有数と評される「食」の魅力を国内外に発信するため、「美食王国やまぐち」の建国を宣言。さらに山口の美食に惹かれたフレンチの世界的巨匠ピエール・ガニェール氏を「美食王国やまぐち親善大使」に迎えることとなり、そのお披露目が行われた。

発表会では、山本繁太郎山口県知事がVTRで出演。「山口県は豊かな海の幸と、山の幸の恵みを享受できる日本有数の場所。ここに、美食王国やまぐちの建国を宣言します」と宣言し、「美食王国やまぐち親善大使」ピエール・ガニェール氏が登壇した。

ミシュラン3つ星シェフであり、“厨房のピカソ”と呼ばれ、前衛的なフレンチを世に送り出し続けているガニェール氏。「日本とフランスの間の強い結びつきには長い歴史がありますが、その中で、日仏の美味を融合させた料理を作ること、素晴らしい文化を伝えることをお手伝いさせて頂けるのは、とても光栄です」と、大使就任の喜びを語った。

続いて、フランス大使館文化参事官のベルトラン・フォール氏、そしてサプライズゲストとして安倍昭恵首相夫人が登壇。昭恵夫人は昨日も下関で田植えをしてきたという郷土愛が伝わるエピソードを披露しつつ「山口の食と言ったら、ふぐだけではなく、鮟鱇の水揚げも日本一ですし、ウニやイカ、タコといった海の幸はもちろん、それ以外にも色々豊富です。下関に帰る度に、食事が楽しみです」と食の魅力をPRし、さらに「豊富な食材をガニェール氏にどう調理して頂けるか楽しみ。フランス料理は特別な機会に食べる、非日常の食事ですから、私たちからは想像もつかない調理法で、どういったものが出てくるのか、とても楽しみです」と、ガニェール氏へ期待の言葉を送った。

また、発表会が行われた6月10日は、昭恵夫人の誕生日。山口県からはピンクと白であしらった、夫人のような柔らかさと優しさを表現した花束が贈呈された。続いてガニェール氏からは、アーモンドとヘーゼルナッツとピスタチオのキャラメルリゼ・枇杷とほうじ茶のコンフィチュール・チョコレートがプレゼント。「誰と一緒に食べたいか?」と聞かれた昭恵夫人は、「主人と頂きたいと思います」と即答し、また、本日の予定は? と聞かれると「主人は仕事なので、友人たちにお祝いして頂きます」とのことだった。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.