箱根登山鉄道25年ぶり新車両、前面に大型ガラス&側面には展望窓。

2013/06/06 07:18 Written by Narinari.com編集部

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箱根登山鉄道は6月5日、2014年11月ごろより運行を開始する新型車両のデザインを発表した。同線における新型車両の導入は、1989年以来、25年ぶりだ。

新型車両のデザインコンセプトは“伝統と現代性を併せ持ち、箱根の風景に溶け込むデザイン”。特に、車両前面には大型ガラス、側面には上下に大きく広がる展望窓を採用しており、箱根の雄大な自然が乗車しながら間近に体感できる。

また、外観の色彩は、従来から登山電車のイメージカラーでもあり、箱根の四季の景観の移ろいにも呼応する深い緋色や茜色をベースとした「バーミリオンはこね(Vermillion Hakone)」が基本色。そこに登山電車としての力強さを表現するシルバーを前面と側面に配色した。

室内は“箱根旅行の楽しさ”を演出する空間を心掛け、車窓から取り込んだ豊かな自然の風景をより効果的に見せるよう、腰壁に木目調の化粧板を使用。また、座席窓台、肘掛やテーブルなどには強化木を採用し、座席シート材や床には赤を基調とした暖色系をメインに配色するなど、車内全体に落ち着いたやさしい雰囲気を醸し出している。

さらに、箱根登山電車初となるVVVFインバータ制御の採用による使用電力の削減に加え、室内照明・前照灯などの照明にLEDを採用し、オイルフリー型の電動空気圧縮機も搭載するなど、環境対策への取り組みも進めた。

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