超個性的な打撃フォームで脚光、成績も安定の米大学野球の外野手。

2013/06/05 09:38 Written by Narinari.com編集部

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米国のある大学野球の選手が、変わったバッティングフォームだと話題を呼んでいる。

米紙USAトゥデーやケーブルテレビ局NESNによると、話題の選手はサウスカロライナ州のコースタル・カロライナ大学4年生、アレックス・ブッシーリ外野手。2月に始まって6月1日に終わった今年度も、主に指名打者としてリーグ戦全60試合のほぼ全てに出場した中心選手の彼だが、“最もおかしなスタンス”と呼ばれるそのバッティングフォームは米メディアを巻き込むほど注目の的だ。

彼の名が知られるきっかけになったのは、昨年4月にYouTubeに投稿された「Coastal Carolina Batting Stance Guy」(//www.youtube.com/watch?v=ER4EtAYNAJM)という動画。左打席の彼は、右足がボックスからはみ出さんばかりに極端なオープンスタンスで構えると、しゃがむように大きく膝を曲げて低い姿勢で背中を反り、バットを真上に上げて揺らすポーズを見せるのだ。

この構えは、1球ずつ集中するためにスポーツ心理学者と相談して考え出した、彼独自の“ルーティン”行動とのこと。ブッシーリ選手は他大学から編入して昨年からチームに加入したのだが、あまりに変わったフォームを見せる彼を、当初はチームメイトでさえも「面白がった」(米ニュースサイトYahoo!スポーツより)そうだ。

その破天荒な見かけからは豪快な長距離バッターの雰囲気も漂わせるが、実は2年間の出場116試合でホームラン数は4本、通算打率2割9分4厘というアベレージタイプ。人気になった動画では三振に倒れているが、左投げ両打ちという器用さで、しっかりチームに貢献する結果を残してきた実力者だったようだ。

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