顔が企業家の大仏に批判殺到、頭部を撤去も「クビになったぞ!」。

2013/05/30 13:03 Written by Narinari.com編集部

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“仏像のイメージ”と言われたら、どのようなものを思い浮かべるだろうか。先日中国では、「あまりにもイメージとかけ離れている」として物議を醸した大仏がある。どうやら企業家をイメージしてデザインされたことがすべての発端となっているようだが、ネットを中心に批判が殺到。結果として頭部を撤去する運びとなった。

中国メディア華西在線などによると、物議を醸したのは河南省洛陽市にあるテーマパーク・龍華歓楽園に新しく設置された巨大な黄金仏像。この大仏は身体こそ普通の成りをしているものの、頭部は「仏像?」と一瞬疑いたくなるような顔をしている。髪の毛もしっかり生えており、髪型はオールバック。顔こそ黄金色だが、どこにでもいるような普通の男性と何ら変わらない雰囲気だ。

実はこの大仏。頭部はテーマパークを運営している企業の創設者をイメージしてデザインされており、最初から奇抜なものとなることはわかりきっていた。ただ、写真を見たネットユーザーは猛反発。「仏像のイメージと全然違うんだけど」「なんで仏像があんな髪型なんだ?」「仮に企業家だとしても腹を出してみっともない。企業家のイメージだって下がるだろ」などと、仏像にしろ企業家にしろ、“見るに堪えない気持ち悪い大仏”のレッテルを貼られてしまった。

この予想外(?)の悪評に困惑したのがテーマパークだ。市民に悪印象を与えたら集客に影響するかもしれない。そう判断したのか、すぐに大仏の頭部を覆い隠してこっそり撤去。それでも、ネットユーザーからは「企業家がクビになったぞ!」などとすかさずツッコミを入れられ、からかわれることになった。

なお、大仏が物議を醸した後、テーマパークは解決案を公募しており、何らかのかたちでこの大仏は残されるものと思われていたが、先日、ついに完全撤去を発表。近々テーマパークから姿を消すことになるという。

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