コミュ力UPのビジネス書好調、人気2作が揃って初のトップ10入り。

2013/05/16 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週5月20日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門では、佐々木圭一「伝え方が9割」(2月28日発売・ダイヤモンド社)が、週間1.9万部を売り上げ8位に、齋藤孝「雑談力が上がる話し方30秒でうちとける会話のルール」(2010年4月8日発売・ダイヤモンド社)が、週間1.6万部を売り上げ10位と、どちらも初TOP10入りを記録した。またジャンル別「ビジネス書部門」では1位、2位を独占。いずれも他人との「コミュニケーション力」を向上させるための方法が書かれているが、これは、ビジネススキルとしても最近特に重要とされており、注目が高い分野でもある。

「伝え方が9割」は、入社当時に伝え方が得意でなかったという著者が、膨大な量の名作のコトバを研究し「伝え方には技術があり、共通のルールがある」「感動的なコトバは、つくることができる」ことを発見、その方法を説いている。4月1日付けで55位と初TOP100入りした後、先週まで7週にわたりTOP100内にランクイン、先週5月13日付けでは17位にまで上昇してきていた。

一方の「雑談力が上がる話し方〜」は、人と話すのが苦手、初対面や知らない人だと気まずくなる、という大学生のために、明治大学文学部教授の著者が実際に授業で教えている「雑談力」を身に付ける方法を紹介。「雑談力を身につけることは、強く生き抜く力を身につけることそのもの」と説く著者の、学校でも会社でもすぐに使えるアイデアが紹介されている。2010年の発売ながら、今年に入り人気が急上昇、2月4日付けで76位に初TOP100入り以来、先週まで15週にわたりランクイン、4月22日付けではそれまでの最高となる14位を獲得した。

人とのコミュニケーションに必要な、聞く力や会話力、そして伝える力。ネットやメールの普及により、会話が苦手とする人が増えている現在だからこそ、必要とされているようだ。

そのほか今週のBOOK(総合)部門は、村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(4月12日発売・文藝春秋)が今週も1位となり、これで5週連続の首位を獲得。またテレビの人気バラエティ番組でも大人気の書道家・中塚翠涛による「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」「30日でくせ字がきれいになおるペン字練習帳」(共に宝島社)が、先週の13位、62位より上昇し、3位、9位にランクインしている。

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