SIAM SHADEのDAITAが夢叶える、新バンドを結成して全米デビュー。

2013/05/15 10:34 Written by Narinari.com編集部

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SIAM SHADEのギタリストDAITAが、米国で新バンドを結成した。その名もBREAKING ARROWS。DAITAの長年の夢であった“真にインターナショナルなバンド”を作るため、自ら渡米し時間をかけて選び抜いたメンバーで結成した4人組のロック・バンドだ。そのBREAKING ARROWSが5月15日(米国時間14日)、1stシングル「TEARS FALLING HEAVY」で全米デビューを果たした。さらに1stアルバム「BREAKING ARROWS」の発売も決定。全米ではUSのロック・レーベルAudioNestより、6月18日にアルバムを発売、日本ではソニー・ミュージックジャパンインターナショナルより、7月31日にリリースされる。プロデユースはエアロスミスなどで知られる、米国のトップ・プロデューサー、マーティ・フレデリクセンだ。

このBREAKING ARROWS結成のいきさつは、2010年、DAITAが同年発売された「SIAM SHADE Tribute」を手掛けたプロデューサー/作曲家のマーティ・フレデリクセンに興味を抱き、彼に会うために渡米したことから話は始まる。

その際に、トリビュート・アルバムに参加し、以前スラッシュ(ex-ガンズ・アンド・ローゼズ)のヴェルヴェット・リヴォルヴァーのヴォーカル候補になったほどの実力を持つシンガー、ニック・フロストと出会ったことから、DAITAの中で“全米デビューを果たす”という夢が現実味を帯びてきたという。

自分が手がける重厚かつメロディアスな楽曲とニックの声の相性の良さはトリビュート・アルバムにおける彼のパフォーマンスですでに感じてはいたが、実際にニックが歌う前提で書き下ろした新曲をスタジオで合わせてみると、期待以上の強烈なケミストリーを感じたのだ。理想的なヴォーカルと出会い、幸運にも意気投合したDAITAとニックは、楽曲制作と並行してリズム隊となるメンバー探しに時間をかけた。そして2012年、LAの実力派ミュージシャンであるフランシス・テン(B)とブレンダン・バックリィ(Dr)と出会い、“インターナショナルな音楽観を持った新しいヘヴィ・ロックを追求する” というコンセプトのもと、このBREAKING ARROWSは誕生した。

DAITAとニック・フロスト、そして世界的なプロデューサーであるマーティ・フレデリクセンのクリエイティヴィティを融合させながら、バンドは米国的な重戦車のごときヘヴィ・リフと日本的なポップ・センスを散りばめたメロディアスでエッジの効いた楽曲を次々とレコーディングしていった。そして、完成したオリジナル楽曲のクオリティとこのレアでユニークな成り立ちの新バンドへの期待感から来る反応はすぐさま現れ、米国の人気バンド、キャンドルボックスらが所属するロック・レーベルAudioNestとの契約に至ったのだ。

15日に米国で発売されたシングル「TEARS FALLING HEAVY」に続いては、冒頭で紹介した通り、待望の全米デビュー・アルバム「BREAKING ARROWS」が6月18日に全米先行で発売され、日本では7月31日にそのベールを脱ぐ。

DAITAは今回の全米デビューについて、「ギターを弾き始めた10代の頃から抱き続けた夢! その一つが遂に現実になりました。全米で作品がリリースされ、ようやく新しい一歩を踏み出せたという気分です。“BREAKING ARROWS“が生み出す本物のロック・サウンドを是非チェックしてください!」と喜びのコメント。

また、マーティ・フレデリクセンも「DAITAの唯一無二のギター・リフから魔法のような名曲が誕生し、ニックの声がさらに別次元にもっていってくれた。時代を超えるロックの名盤が完成した。プロデューサーとしても一生聴き続けたい自信作に仕上がったよ」とコメントを寄せた。

先日、SIAM SHADEの再結成ライヴ・ツアーも発表され、ファンにとって嬉しいビッグ・ニュースを届けたばかり。2013年のDAITAは日本と米国を行き来しながら、SIAM SHADEとBREAKING ARROWSという日米の強力な2バンドでアグレッシブな活動を展開する。邦楽、洋楽を軽やかにクロスオーヴァーするDAITAの国境を超えた活動から目が離せなそうだ。

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