“宇宙人ジョーンズ”名優トミーのツンデレ過ぎて感動誘う熱演。

2013/04/18 15:25 Written by Narinari.com編集部

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スティーブン・スピルバーグ監督が製作・構想に12年もの期間をかけた映画「リンカーン」が、4月19日より公開される。本作では、名優トミー・リー・ジョーンズが奴隷解放急進派のタデウス・スティーブンス役を演じているが、試写などを観たマスコミ関係者の間では“ツンデレ過ぎて感動を誘う”と話題を呼んでいるようだ。

「逃亡者」でアカデミー賞助演男優賞を獲得し、本作で「JFK」(助演男優賞)、「逃亡者」「告発のとき」(主演男優賞)に続く4度目のノミネートを果たしたトミー・リー・ジョーンズ。日本では2006年、「この惑星には〜」というフレーズで有名な“宇宙人ジョーンズ”が様々な職業に就いて地球を調査するサントリー「ボス レインボーマウンテンブレンド」のCMに起用され、シリーズ37弾まで制作されている。これまで宇宙人として、教師、刑事、屋台のラーメン屋店主などの職についてきたが、本作では本業の俳優として、リンカーンと志を同じくする下院議員役を熱演。久々のシリアスな演技は各方面で絶賛をされている。

スピルバーグ監督はジョーンズについて、「トミーにはぜひタデウス・スティーブンス演じて欲しかった。彼がこれまで見せていなかったものを全て解き放つ、とてつもないチャンスになると思っていたんだ。彼の中にはタデウス・スティーブンスを演じることで発揮できるような眠れる巨人がいると分かっていた。最近の出演作では、『リンカーン』で見せるようなすばらしい言葉、すばらしい考えに基づいて情熱を発するチャンスがなかった。この世界にトミーがいることは、この役を他の人が演じる可能性を完全に打ち消している」と手放しで賞賛。眼光鋭く、強引な駆け引きと、時にジョークを交えながら交渉を進める、まさに“宇宙人ジョーンズ”のようなツンデレキャラの熱いドラマが感動を呼んでいるのだ。

現代にも通じるリンカーンの“リーダーの資質”と、政治家として、そして家庭人としての“知られざる真実”の姿を描いたこの熱いドラマ。全米興行収入は1億8,000万ドルを突破するビッグヒットを遂げ、オバマ大統領や米上院議員も全員が観賞するなど、“感動の輪”は世代や地位、そして人種を越えて世界中に広がっている。劇中の“宇宙人ジョーンズ”の勇姿も、しっかりと目に焼き付けてみてはいかがだろうか。

映画「リンカーン」は4月19日(金)、TOHO シネマズ日劇ほか全国公開。

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