「HK/変態仮面」に台湾も熱狂、女性ファン「私のパンツあげる!」。

2013/04/10 17:54 Written by Narinari.com編集部

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4月13日より全国公開される映画「HK/変態仮面」が、「台湾ゴールデンホース・ファンタスティック映画祭」でのプレミア上映のため台湾に上陸。現地のファンやメディアから熱烈な歓迎を受けた。

本作の主役“変態仮面”こと色丞狂介役を演じた鈴木亮平(30歳)は、4月9日13時、台湾の松山空港に到着。平日にも関わらず、女性を中心としたファン数十人が駆けつけ、手には「歓迎!鈴木亮平」「私のパンツをあげる!」など日本語で書かれたメッセージボードが握られていた。歓声がロビーに響くと、HKの決めポーズを決める鈴木。その姿に空港ロビーでは、さらに歓声が上がった。

ホテルに到着するとすぐに、現地大手新聞の蘋果日報、自由時報、中國時報を始めとする新聞・雑誌・ウェブ媒体のインタビューがスタート。当日、作品を鑑賞したばかりのメディアからは、忠実に原作を再現した肉体に関しての話などで盛り上がり、台北のランドマークRed House(西門紅楼)でも取材撮影が行われた。

台湾では原作が大人気だったこともあり、映画版も高い注目を集めている。今回の映画祭のチケットは10分で完売。急遽10日(水)に800人以上の観客を収容できる大ホールでの追加上映が決定したほどだ。街中では同時期公開の「アイアンマン3」と同格の特大広告が並んで掲出されるなど、ハリウッド大作並の扱いを受けている。また、5月の公開に向けて、120台ものラッピングバスが市内を走る予定だ。

実は作品完成時期に、米国で舞台公演を行っていたため作品は未鑑賞だったという鈴木。そのため、初めての鑑賞は台湾の観客と一緒に、ということになったが、上映前は台湾の人たちがどんな反応をするのか少し不安で「緊張する」と話していたものの、生で観客の反応を見て手応えを感じていたようだ。

上映中は、冒頭の片瀬那奈が演じるSM女王登場シーンから観客は大爆笑でスイッチオン。愛子ちゃんを助けるために変態仮面として初めて登場するシーンでは拍手&大きな歓声で沸き、以降は変態仮面のキメポーズや必殺技が出るたびに拍手喝采が起きた。福田雄一監督や安田顕&ムロツヨシを始めとするキャスト陣の笑いの仕掛けがドツボにハマった台湾の観客は、日本の劇場ではありえないほどの笑い声、拍手、歓声の渦に。本編上映中1度や2度ではない、激しい拍手喝采が何度も鳴り響いた。

上映後は舞台に鈴木が登場。盛り上がる観客を前に、変態仮面の決めポーズで撮影に応じた。「実は僕も完成した本編を見るのは今日が初めてだったんですが、皆さんすごく楽しんでくれていたようなので、こうして台湾で一緒に見られて本当に良かったです!」と挨拶する鈴木に、観客からは続編を希望する声が上がった。

また、現在、東日本大震災をテーマにした舞台を国内外で公演中の鈴木は、震災直後に真っ先に多くの義援金を届けてくれた台湾の人々に心から感謝していること、台湾に来ると決まったときからこの感謝の気持ちだけは絶対に伝えようと決めていたことをコメント。観客から大きな拍手を受けた。

そして「ふざけているような映画ですが、僕たちは本気で、真面目に作りました。日本映画史、アジア映画史、いや世界の映画史に残るような作品になったと思います。是非、台湾でも応援してください! 『アイアンマン3』には負けません!」と語った鈴木が、最後に中国語で「変態仮面、最高!」と叫ぶと、この日1番の拍手が起こり、熱狂の中で舞台挨拶が終了した。

「HK/変態仮面」は4月6日(土)新宿バルト9 にて先行公開、4月13日(土)全国ロードショー。

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