離婚裁判争点は子ではなくPC、オンラインゲーム好き夫婦の裁判で。

2013/04/10 14:10 Written by Narinari.com編集部

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離婚裁判では親権、養育費、慰謝料、財産分与などをめぐってドロ沼の争いが繰り広げられることがあるが、先日中国で報じられたある夫婦は、1台のパソコンの所有権をめぐって激しいバトルとなった。

中国メディア光明網などによると、現在43歳の王さんと夫は大学卒業後、友人の紹介で知り合った。2人とも家にこもってオンラインゲームで遊ぶのが好きだったことから、出会ってすぐに意気投合。同じオンラインゲームの協力プレーなどを通じて愛を育んでいき、その2年後、晴れて結婚する運びになったという。

しかし、結婚して子どもが生まれたものの、2人のオンラインゲーム熱は収まる気配がない。結婚前と変わらず、子育てや家事に追われながらも王さんは徹夜でオンラインゲームに興じることがあり、家事をあまりやらない夫に対して次第に不満を募らせていくことに。2人の間では言い争いがたびたび勃発するようになってしまった。

そしてついに王さんに我慢の限界が訪れる。夫が子どもの保護者会や両親の誕生日会などを欠席することを理由に、離婚の訴えを起こしたのだ。

こうして始まった離婚裁判。当初は普通の夫婦の場合よりも極めて順調なぐらいで、不動産や子どもの親権などは次々と決まっていった。しかし、問題がPCの権利に及んだ際に、事態は一変。普段、デスクトップでオンラインゲームを遊んでいた王さんが、突如、「不動産は夫のものになるのだから、家がない私は持ち歩けるノートPCが欲しい」と言い出した。このノートPCは夫が普段ゲームで使用していたもの。夫はデータのコピーなどの対処はせず、あくまでもこのPCが良いようで、「重要な資料が入っている」とこの要求を却下した。これで順調だった離婚裁判はドロ沼の争いに発展してしまい、現時点では解決に至っていないという。

なお、中国では昨年、“ネトゲ婚”夫婦が共有していたオンラインゲームのIDをめぐって離婚時に大モメする一件が報じられている。

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