時速120kmの“全身ローラー男”、ジャッキー新作のイベントで来日。

2013/04/08 04:01 Written by Narinari.com編集部

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ジャッキー・チェンが自ら体を張ったリアル・スタントから退くことを表明し、最後のアクション超大作となる映画「ライジング・ドラゴン」。アジア各国では昨年末に公開され、ジャッキー映画史上歴代No.1のヒットを記録した同作が、日本でもいよいよ4月13日より公開されるが、4月7日、ジャッキー59歳の誕生日を記念したイベントが都内で行われた。

「ライジング・ドラゴン」で最も印象的なのは、全身にローラーを装備したスーツを着てのカーチェイスシーン。その元ネタであり、同作のローラー・シーンのコーディネーターでもある“ローラーマン”ことジャン・イヴ・ブロンド氏が、この日のイベントに合わせて来日した。

フランスで活躍中のブロンド氏は、過去に山下りで最高時速120kmを記録した人間業とは思えないテクニックの持ち主。劇中と同様のローラースーツを持参し、東京・青海の「パレットプラザ」に登場、ローラーパフォーマンスを披露した。会場は春休み最終日ということで、親子連れや若いカップルなど多くの人たちが足を止め、一風変わったパフォーマンスに子どもたちは大喜び。大人たちもケータイで写真を撮ったりと賑わいを見せた。

ジャッキーにローラーアクションを指導したブロンド氏は、「ジャッキーはやさしい男で、しかも強くてエネルギッシュ。面白くするにはどうしたらいいのだろうと一緒に考えたんだ。『難しい』とよくつぶやいたけれど、彼は覚えるのがとても早かった!撮影しながら練習していて、どんどんうまくなって、最後は完璧だった。『そのうち君よりうまいスケーターになるよ』と言われたから、『僕も君よりいい役者になるつもりだ』と言ってやったよ」と撮影秘話を明かした。

また、“ジャッキー・チェン啓蒙ユニット”スクール・オブ・ジャッキーのゴリラ氏も登壇し、ジャッキーの負けず嫌いエピソード披露。「ジャッキーは、毎回新しいアクションを取り入れるんです。今回は『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』を見て、ドバイの高層ビルからトム・クルーズが飛び降りるアクションをしていたので、もっとすごいことをしようと思ったんでしょうね。トムは世界一高いビルだったから、それなら空を飛んじゃえってなって……本作の高度5,000mのダイビング・ファイトを実践したそうですよ」と、こちらも裏話を披露した。


☆「ライジング・ドラゴン」ストーリー

19世紀、イギリス軍、フランス軍の中国侵攻により、清王朝時代の国宝が持ち出された。それは十二支の動物にまつわる秘宝。全12体のうち、現在行方不明の数体を求め、アンティークディーラーのマックス・プロフィット社は、世界を股にかけるトレジャー・ハンターのJC(ジャッキー・チェン)を雇う。JCが結成した特殊チームは、パリ、南太平洋、中国など、世界各国を駆け巡るが、行く先々に彼らを阻む強敵が現れる。さらに、秘宝の裏には思いもよらない陰謀が隠されているのであった……。

「ライジング・ドラゴン」は4月13日(土)、全国ロードショー。

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