ドイツ式“肉尽くし”バーガー、中国マックに具が肉のみの新メニュー。

2013/04/01 16:59 Written by Narinari.com編集部

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3月から、中国のマクドナルドで新商品「徳式●腸双層牛堡(●=火へんに考)」の販売が始まった。直訳すれば「ドイツ式ソーセージダブルバーガー」となるこの商品は、レタスどころか、ピクルスすら入っていない、まさに“肉尽くし”のメニュー。このガッツリ系のメニューを試さないわけにはいかないと、ナリナリドットコムの中国特派員が実食してみた。

現在、「ドイツ式ソーセージダブルバーガー」はプロモーション期間中のため、どこの店舗でも大々的に宣伝が行われている。ランチとディナーの一部の時間帯に限っては、ミディアムサイズのポテトとドリンクが付いたセットがたったの20元(約300円)。単品が16.5元(約250円)であることからすると、かなりお得なセットと言えるだろう。

実際に手に取って見てみると、まず、バンズはマクドナルドのレギュラーバンズ、セサミバンズとも異なるものを使用。普通のものよりも若干もっちりとした食感だ。

そのバンズに挟まれるように、胡椒を効かせたパティ2枚とマスタードソースを絡めた極太ソーセージが2本。レタスやトマト、ピクルスといった野菜はまったくなし。そのせいか、色味は少し寂しい印象だ。

そして、ついに試食。パティはほかのメニューのものとほぼ変わらないので割愛するが、嬉しかったのはソーセージが結構本格的な味わいを出していたこと。“ドイツ式”と謳いながら、「中国の露天などで売られている“甘いソーセージ”だったらどうしよう……」などと心配していたのだが、それは杞憂だった。パティと一緒に食べることで相乗効果が生まれ、肉の味はバンズの存在を忘れさせるほどの濃厚さを放つ。

気になったのは、ソーセージはその形が独特なので、平らなパティと一緒に食すと、口の中でおさまりの悪さを感じるところ。口内に広がるソーセージとパティの風味の違いは純粋に楽しめただけに、これは少し残念に思えた。また、マスタードの量がハンパないので、人によっては「くどい」と感じることもあるかもしれない。

「ドイツ式ソーセージダブルバーガー」の好き嫌いは人それぞれだろうが、中国のマクドナルドではこうした“肉重視”のハンバーガー自体が珍しく、貴重であるのは確か。どれほどの需要があるのかはわからないが(実際に訪れた店舗では、試食から2日後に再度訪れたところ売り切れていた!)、このメニューの成功が、中国のマクドナルドでも“肉重視系”が次々と誕生するきっかけにならないかと、期待させるメニューだった。

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