スマホ買ってもらえず自殺未遂、親が約束を反古にしたことに抗議。

2013/03/23 10:23 Written by Narinari.com編集部

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「子どもに約束を守らせるには、まず親が守らなければならない」とはよく言われるが、先日中国では、親が約束を守らなかったために、子どもが自殺を図る一件が起きた。幸い未遂で終わったが、その動機は「スマホを買ってくれなかったから」だったという。

中国紙三湘都市報などによると、この事件が起きたのは3月14日夜のこと。湖南省長沙市馬王堆で暮らす黄さん一家に悲劇が起きた。中学生の果果くん(仮名)はその日、両親の“裏切り”に抗議するため、自宅のキッチンに立てこもったのだ。両親がいくらなだめても果果くんは聞き入れようとせず、しまいにはガス栓を開け、包丁で手首を切るという過激な行動に出た。

最終的には父親が扉を蹴破り、大事に至る前に果果くんを救い出したものの、発端は実に些細なこと。両親は以前、果果くんに新しいスマートフォンを購入してあげる約束をしていたのだが、それを反古にしていた。結果、果果くんは激怒。“立てこもり&自殺未遂”という過激な行動に出てしまった。

父親の話では、果果くんはもともと頭が良く、聞き分けの良い子どもだったという。それが昨年からネットゲームに熱中するようになり、ネットカフェに入り浸っては夜遅くに帰宅して部屋にこもるように。両親は両親で仕事が忙しかったことから、そんな果果くんをかまってあげられない日々が続いていた。

そして3か月ほど前、両親は果果くんにスマートフォンを購入してあげたのだが、やはりスマートフォンでもネットゲームに没頭。一度は端末を取り上げて様子を見たものの、激しい抵抗に遭い、「今度の試験で良い成績を取ったら……」との条件で新しい端末を買い与える約束をしていたのだという。

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