幼児の“少林拳訓練”に猛批判、手や足だけを持ってグルングルン。

2013/03/18 15:28 Written by Narinari.com編集部

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中国のネットで先日、少林拳の訓練映像が公開され物議を醸している。それは父親が子どもの将来のために行っている“愛の訓練”。しかし映像を観た人たちは、愛どころか、虐待をイメージする人が多いようだ。

中国メディア半島網などによると、映像は3月上旬に中国の動画サイトに投稿されたもの。カンフー映画でおなじみの曲「将軍令」をバックに、父親が1歳くらいの息子の両手を持ってクルクル回したり、片足を掴んで振り回したりしている。子どもがまるで曲芸師のごとく回されているため、見ていてハラハラさせられるが、当の子どもは途中でポーズを決めたりするなど楽しそうだ。映像の撮影者と思われる女性からも笑い声が漏れており、現場からは和やかな雰囲気が伝わってくる。

父親は近い将来、息子に本格的に少林拳を学ばせたいそうで、この“訓練”は生後8か月の頃から行っているとのこと。どんなに振り回されても子どもがまったく動じないのは、それだけ長くこの訓練が続けられてきた証拠だろう。

ただ、映像を観たネットユーザーから上がったのは、そのほとんどが動画を非難する声。少数ながら「子どもが喜んでいるみたいだから良いんじゃないの」との意見も見られるが、「怖くて見ていられない」「外国で同じことをやったら絶対に罰せられる」「まるで(蘭州拉麺の)手打ち麺じゃないか!」「この訓練に科学的な効果はあるのか?」など、父親の訓練を批判する意見が殺到した。

なお、この件について見解を求められた弁護士は「父親の“訓練”は児童虐待に当たる可能性がある」と警告しつつ、「医学的な鑑定結果がない限り、一方的に虐待と決めつけることはできない」とも述べている。

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