「桐島」受賞効果で文庫売れる、日本アカデミー賞後に最高位更新。

2013/03/14 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週3月18日付けのオリコン週間“本”ランキング文庫部門では、「第36回日本アカデミー賞」最優秀作品賞受賞作の原作文庫、朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」(2012年4月20日発売・集英社)が15位(週間売上1.1万部)となり、先週の34位から急上昇。同文庫初のTOP10入りを視野に入れている。

今週付で累積売上部数を24.0万部とした同文庫の最高位は、昨年8月の映画公開直後にあたる2012年8月20日付けランキングで記録した18位だったが、今回、受賞直後の今週付ランキングにおいて同記録を更新。今後も引き続き、受賞効果を追い風としての上位獲得と売上部数増加に期待がかかる。

学校一の人気者・桐島が部活をやめたことをきっかけに、校内の微妙な人間関係に波紋が広がっていく様子を描いた同作。新鋭・吉田大八監督、主演・神木隆之介によって映画化され、3月8日に授賞式が行われた「第36回日本アカデミー賞」では作品賞、監督賞、編集賞の3部門で最優秀賞を獲得し見事3冠を達成。また、同賞の新人俳優賞を受賞した橋本愛、東出昌大をはじめ、若手俳優の演技も高く評価された。

そのほか、三上延「ビブリア古書堂の事件手帖4 〜栞子さんと二つの顔〜」(2013年2月22日発売・アスキー・メディアワークス)が3週連続の1位(週間売上7.4万部)。続く2位には、(著)佐島勤/(イラスト)石田可奈「魔法科高校の劣等生9 来訪者編上」(2013年3月9日発売・アスキー・メディアワークス)がランクインした。

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