「千本桜」小説が文芸部門1位に、初音ミク人気曲の世界観がベース。

2013/03/14 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週3月18日付けのオリコン“本”ランキングでは、(原作)黒うさP,WhiteFlame/(著・イラスト)一斗まる「小説千本桜」(2013年3月9日発売・アスキー・メディアワークス) が週間売上1.5万部でBOOK(総合)部門13位に初登場、ジャンル別「文芸(単行本)部門」では1位を獲得した。

「千本桜」は、人気ボカロ(ボーカロイド)アイドル・初音ミクが歌う楽曲で、動画サイトのニコニコ動画やYouTubeで500万回以上の再生数を誇る人気作。カラオケでの人気も高く、オリコンカラオケランキングでは、2012年3月19日付けで36位に登場以来、52週連続でランクインしており、通算で15週TOP10を獲得している。

また、先週3月6日に発売された黒うさP feat.初音ミクによる同曲を含むアルバム「5th ANNIVERSARY BEST」は今週同付の週間アルバムランキングで初登場29位と好調なスタートを切った。

「小説千本桜」はそのノベライズ版で、大正時代が100年続いている異次元の世界を舞台に、主人公・初音未來たち「神憑特殊桜小隊」が、帝都「桜京」を脅かす怪現象や魑魅魍魎を退治する大正浪漫ファンタジー。楽曲のプロモーションビデオで、キャラクター・背景設定などのビジュアルを担当したイラストレーター・一斗まるが、イラストと共に執筆も手がけた意欲作となっている。

「千本桜」は現在、このノベライズ以外にもファミリーマートの「初音ミクde桜ノ歌のキャンペーン」やビックエコーの「千本桜専用ルーム」、加藤和樹主演、初音未来役にAKB48の石田晴香を起用したミュージカル「音樂劇千本桜」の開催など、多岐に渡るタイアップキャンペーンが行われている。まもなく迎える桜の季節とあいまって、今後の売上にも期待がかかる作品だ。

そのほか今週のBOOK(総合)部門は、大ヒットゲームガイド「ニンテンドー3DS版ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち公式ガイドブック」(スクウェア・エニックス)が初登場首位に。中塚翠涛「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」(宝島社)が先週の19位から5位に上昇し初のTOP5入りを果たしている。

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