ティンカー・ベルに実写モデル、米女優が制作当時の様子を振り返る。

2013/03/12 15:37 Written by Narinari.com編集部

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数あるディズニー・アニメーションの中でも代表作といえる名作中の名作「ピーター・パン」。そんな同作が最新のデジタル修復技術によりHDクオリティの映像と音で蘇り、初めてブルーレイ化されるが、これを記念して、ティンカー・ベルの実写モデルを務めた女優のマーガレット・ケリーが制作当時の様子を語った。

ティンカー・ベルのモデルとなったきっかけを、「当時、私は21〜22歳で、あるテレビ番組でダンスの助監督として働いていました。ある日、エージェントから『身長が9センチで、しゃべることができない妖精の実写モデルを探している』と連絡があったんです」と振り返る彼女。オーディションでは「音楽に合わせてパントマイムを披露すると、ティンカー・ベル担当のアニメーターがとても気に入ってくれて、ティンカー・ベルがウェンディの鏡台に降りてきたシーンを演じるように言われました。すぐそのシーンを演じた私に、『来週の火曜日にスタジオに来て、実写モデルをやってもらえますか?』と声がかかったのです」と、実写モデル起用に至った経緯を明かした。

ちなみに、選ばれた決め手は「ティンカー・ベルを11歳の女の子と想定して演じたこと」。加えて「ネバーランドで生まれ育ったティンカー・ベルは、それまで鏡を見たことがなかったと考えて、『まあ!これが私なの?』と驚き、もう一度鏡の中の自分を見た演技が、気に入られた」と考えているそうだ。

実写モデルとなってからは「ティンカー・ベルはとても小さいという設定なので、撮影はいつも1人でした。子役たちと一緒に撮影してしまうと、大人の私が誰よりも背が高くなってしまうから、バランスが悪いんです。それから、飛んでいるシーンを演じるために、私をワイヤーで吊り上げる予定があったのですが、その予定はなくなりました。ティンカー・ベルはワイヤーで吊るされるようには飛ばないからです。正直ホッとしましたよ」と撮影時の苦労を告白。

完成したアニメーションを見たときには「とても嬉しくて、まるで夢を見ているようでした。すべてが素晴らしかったわ! 最高レベルのアニメーション長編映画で、感情移入ができる登場人物もたくさん登場しますからね」と幸せだったそう。そして「魔法の国にタイムスリップしたいと願う人に、この作品を観ることをオススメします。善の力が悪を打ち負かす物語や、家族愛のドラマを見たい人ももちろん!」と作品をアピールした。

また、かつて“マリリン・モンローが、ティンカー・ベルのモデル説”があったことについては「当時、ディズニー・スタジオの重役が、ラジオのインタビューで『ティンカー・ベルはマリリン・モンローに良く似ている』と発言し、別のメディアで大きく取り上げられたことが噂の発端だと聞いています。私の親族がディズニー社を訪ねて、本当に噂かどうかを確認したくらいです。私自身、彼女とは面識があって、マリリンは本当に美しくチャーミングな人でしたから、ティンカー・ベルのモデルにピッタリだと、私でも思ってしまいますよ」とコメント。

そしてティンカー・ベルについては「以前は『ダイアナ妃、マリリン・モンロー、そしてティンカー・ベル』の3人が、金髪の永遠のアイドルと言われていました。今は2人で、ティンカー・ベルとレディー・ガガだと言う人もいます。自分が時代を超えた永遠のアイドルになったと想像すると本当に素敵だわ。でも、私の髪がどんな色か、だれも想像がつかないでしょうね!」と印象を語った。


☆「ピーター・パン」ストーリー

ロンドンの街外れに、ウェンディという優しい女の子が住んでいました。そのウェンディが子ども部屋で過ごす最後の晩のことでした。いつまでも12歳のままの不思議な少年ピーター・パンと、焼きもちやきのティンカー・ベルがやって来たのです。そしてウェンディと弟たちを“ネバーランド”へ招待します。ティンカー・ベルの粉をちょっとふりかけて、右から二番目の星を目指してまっすぐに飛んでいけば、そこは大人にならなくてもいい島“ネバーランド”!ところが、ピーター・パンを目の敵にしている海賊、フック船長の悪だくみに巻きこまれて……。


☆商品概要

「ピーター・パン ダイヤモンド・コレクション ブルーレイ+DVDセット」
3月20日発売/3,990円(税込み)

シリーズ2作セット「ピーター・パン&ピーター・パン2 2-Movie Collection」(ブルーレイ2枚組)
3月20日発売/6,090円(税込み)

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