アンビリ効果でCD出荷10倍に、数奇な運命をたどった“シュガーマン”。

2013/03/09 03:27 Written by Narinari.com編集部

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本年度のアカデミー賞長編ドキュメンタリーを受賞し、ベン・アフレック、ボブ・ディラン、ブルーノ・マーズも絶賛した映画「シュガーマン 奇跡に愛された男」。3月7日に放送された「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ系)では、本作の主人公である“シュガーマン”ことロドリゲスが特集されたが、映画でも描かれている彼の数奇な運命と、信念を曲げない生き様に視聴者から大きな反響が寄せられた。放送直後にはTwitterのトレンドワードに「シュガーマン」が登場。ヤフーやGoogleの検索急上昇ワードも駆け上がった。

その勢いは留まらず、Amazon.co.jpのヒット商品ランキング音楽部門(3月8日より過去24時間内)では、ロドリゲスのアルバムが1位〜4位を独占。また、ミュージックカテゴリー内のサウンドトラック部門でも、1stと2ndアルバムの良曲をそのまま収録しているサントラ国内盤が1位を獲得した。もちろん、実際の映画で使用されるのもこのサントラの楽曲だが、そのジャケットには、サントラの印税が不遇の日々を過ごしてきたロドリゲス本人にしっかりと支払われることが明記されている。

この国内盤サントラには「アンビリバボー」放送直後から注文が殺到し、翌日の出荷枚数は、初回出荷枚数の10倍に。ロドリゲスの名前は今後日本の音楽チャートにもランクインしそうな勢いだ。

そして、映画の「シュガーマン 奇跡に愛された男」は3月16日よりついに日本公開。世界を席巻中の“シュガーマン旋風”の原点ともいうべき作品だけに、高い注目を集めそうだ。



☆Amazon.co.jp ヒット商品ランキング音楽部門1位〜4位を独占

1位:Cold Fact<1stアルバムの再販盤>
2位:シュガーマン奇跡に愛された男(国内盤サントラ)
3位:シュガーマン奇跡に愛された男(輸入盤サントラ)
4位:Coming From Reality<2ndアルバムの再販盤>)


☆「シュガーマン 奇跡に愛された男」ストーリー

1968年、ミシガン州デトロイト。場末のバーで歌う一人の男ロドリゲスが、大物プロデューサーの目にとまる。満を持してデビューアルバム「Cold Fact」を発表するが、商業的には大失敗。世の多くのミュージシャンと同じく、彼もまた誰の記憶にも残らず、跡形もなく消え去った。

ところが、音源は海を越え、運命に導かれ南アフリカに渡る。反アパルトヘイトの機運が盛上がる南アフリカの地で、「Cold Fact」は若者たちの胸に突き刺さった。その後20年にわたって広い世代に支持され、南アフリカではローリング・ストーンズに並ぶほど有名なアルバムになっていた。

しかし誰も彼の“その後”を知らない。失意のうちにステージで自殺した、との都市伝説だけが残されているだけだった。なぜ彼の音楽は同時代の米国で無視され、南アフリカで熱狂的に受け入れられたのか。彼はどこへ行ってしまったのか。音楽の共鳴力に心打たれ、人生に起こる本当の奇跡に出会う、珠玉のドキュメンタリーだ。

映画「シュガーマン 奇跡に愛された男」は、3月16日(土)から角川シネマ有楽町/梅田ガーデンシネマ/ディノスシネマズ札幌劇場、3月23日(土)からセンチュリーシネマ/KBCシネマほか全国順次ロードジョー。

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