“コバラ紛らわす”ためのガム、ロッテが新ジャンルの「プクー」。

2013/03/05 05:11 Written by Narinari.com編集部

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ロッテは3月26日、“残業中や仕事帰りの電車の中など、モノを食べにくい時に、こっそり噛んでコバラを紛らわせることができる”ことをコンセプトにした新ジャンルのガム「プクー<ダブルグレープフルーツのジュレ>」と「同<マスカットスムージー ミント添え>」を発売する。価格はオープン(130円前後)。

今回登場する「プクー」は、口の中の水分を吸って膨張する水溶性の食物繊維グルコマンナン配合により、空腹感を紛らわせることができるガム。グルコマンナンは、こんにゃく芋に多く含まれることからコンニャクマンナンとも呼ばれるもので、水を吸うととろりとしたゾル(※ゼリーやプリンのような形を保持しているぷるりとした状態をゲルというのに対して、ヨーグルトや生の卵白のように流動性のあるとろりとした状態のこと)を形成する。

「ダブルグレープフルーツのジュレ」は、グルコマンナンを配合したグレープフルーツ風味がベースのガムに、ピンクグレープフルーツフレーバーのチップを加えた爽やかな風味。また、ジュレのような独特な食感も楽しめる。

「マスカットスムージー ミント添え」はグルコマンナンを配合したマスカット風味がベースのガムに、ミントチップを加えたすっきりとした味わい。また、スムージーのような独特な食感も楽しめる。

ターゲットは20〜30代の社会人女性で、“コバラの隙間”に、場所を選ばず口に運びやすいガムを食べる新しいライフスタイルを提案していく計画だ。

「プクー」について、同社中央研究所ガム・キャンディ研究部チューインガム研究室の飯田智晴氏は「もともとは、ガムの食感に変化を付けるためにさまざまな素材をガムに入れる研究を行っており、その中の一つにグルコマンナンがありました。グルコマンナンをガムに入れると、その独特の食感を楽しめるとともに、試食後に何となくお腹が満たされる感じがあり、これをヒントに開発したのが『プクー』です。ガムなのに小腹がまぎれる今までにないガムができるのではと確信しました。このアイデアを閃いてからは、今しかないと思い、怒涛のように研究を進め、異例のスピードで商品化しました」と開発の経緯を説明。

また、「グルコマンナンの独特の食感を、おいしく表現するため試行錯誤を繰り返しました。コンビニやデパ地下で『トロトロ』『プルプル』『とろーり』などのゆるい食感系のスイーツを買い込み、かなりの量を食べました。そんな中からアイデアを得て作った自信作が、この2つのフレーバーです」と、開発秘話を明かした。

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