RZA“カンフーへの憧れ”形に、タランティーノが全面的にサポート。

2013/03/02 03:24 Written by Narinari.com編集部

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クエンティン・タランティーノプレゼンツ、超ビッグネームが競演するマカロニ・カンフー・アクション映画「The Man With The Iron Fists」の邦題が「アイアン・フィスト」に決まり、8月に渋谷シネクイントほか全国公開されることが決定した。

本作で監督・脚本・出演を務めるのは、ウータン・クランのリーダーとしてヒップホップ界を牽引しながらも、1999年にはジム・ジャームッシュ監督の「ゴースト・ドッグ」に出演、音楽も担当して映画デビューを飾ったRZA。その後「コーヒー&シガレッツ」(ジム・ジャームッシュ監督、2003年)にも出演するなど、音楽のみならず役者としても活躍している多才の人だ。

そして「キル・ビル」(音楽)でクエンティン・タランティーノ監督と衝撃的な出会いを果たし、同監督の最新作「ジャンゴ 繋がれざる者」でも音楽を担当。幼い頃から中国の武侠映画や日本の時代劇に惹かれていたというRZAは、カンフー映画に対する並々ならぬ想いを抱き、映画の構想を練ってきたという。その構想を形にするべく、クエンティン・タランティーノがRZAを全面サポートし、本作が製作される運びとなった。

主人公アイアン・フィストを演じるのは、「ファニー・ピープル」「アメリカン・ギャングスター」の演技で高い評価を得たRZA本人。ある抗争に巻き込まれ両手を切断されてしまうが、アイアン・フィストを装着し、復讐に燃える寡黙な男を熱演する。

さらに「アメリカン・ギャングスター」の共演で意気投合したラッセル・クロウがアイアン・フィストと共闘。今までの彼のイメージにはない三枚目を好演する。そして「キル・ビル」で音楽にも関わったルーシー・リューも出演。娼館“ピンク・ブロッサム”の女将を艶やかに演じ、男たちを翻弄しつつも超本格アクションを披露する。


☆「アイアン・フィスト」ストーリー

19世紀、中国の“ジャングル・ヴィレッジ”。様々な部族の争いが日々巻き起り生気を失った街の中心にある娼館“ピンク・ブロッサム”は、唯一争いの起こらない特別な場所だった。ある日、後継者問題で起きた族長暗殺によりライオン族は内部紛争が起き、その抗争が他の部族を巻き込んだ大きな抗争となっていく。思惑の異なる者たちがジャングル・ヴィレッジに揃い、ついにピンク・ブロッサムを舞台に魂をかけた闘いが巻き起こるのだった……。

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