ブロック玩具のレゴジャパンは3月15日、帝国ホテル旧本館のメインエントランスをレゴブロックで表現したモデル「21017 帝国ホテル」を発売する。価格は14,700円（税込み）。

今回登場する「21017 帝国ホテル」は、2008年より建築家でレゴファンのアダム・リード・タッカーがレゴ社と共同開発し、テスト的に米国で販売、その後日本でも2010年に本格導入された建築にフォーカスしたシリーズ「レゴ・アーキテクチャー」の新商品。現在は世界中の建築家がレゴ本社のデザイナーと協力して開発しているシリーズで、これまでに名だたる建築物がレゴブロックで表現・製品化されてきたが、日本の建築物が「レゴ・アーキテクチャー」に登場するのは「帝国ホテル」が初めてだ。

帝国ホテル旧本館は、世界的に有名な米国人建築家のフランク・ロイド・ライトによって設計され、1923年に完成。当時は日本最大規模のヨーロッパスタイルのホテルであり、近代国家日本が印象付けられた。フランク・ロイド・ライトのデザインのおかげで、開業同日に起こった関東大震災にも耐え、東京の最も有名なランドマークとして華やかな歴史を歩んだ。1968年に、より大きなホテルへの建て替えのために取り壊されたが、象徴的な玄関部分は愛知県の博物館明治村に移築されている。

「21017 帝国ホテル」の対象年齢は12才以上、ピース数は1,188。レゴブランドストア「LEGO clickbrick」、インテリアショップなど、限られた流通での取扱いとなる。