ロシアのある女性は先日、“ロシア版Googleマップ”とも言える地図サービスで地元周辺を調べている最中、“婚約者が浮気している現場”を見つけてしまい、明るいはずだった未来に狂いが生じてしまったそうだ。

露ニュースサイトのライフニュースや英紙デイリー・ミラーなどによると、この女性はロシア西部ペルミに住む、24歳のマリナ・ヴォイノヴァさん。先日、ペルミ市内のある住所を調べようとした彼女は、ロシアの地図サービス「ヤンデックス・マップス（Yandex Maps）」を利用した。ところが、検索して出てきた画像を見た瞬間、彼女は衝撃を受けるハメになったという。

彼女は表示された画像の中央辺りに写っていた、仲睦まじく腕組みして、寄り添って歩いているカップルに着目。女性に顔を近付けている男性のほうに、彼女は「見覚えのある姿だな……」と気になったという。「ヤンデックス・マップス」は「Googleと違って写り込んだ人の顔がぼやけていない」（英紙メトロより）ため、拡大して慎重に確かめてみたヴォイノヴァさんは、その男性が「アレキサンダーだ」とハッキリ分かったそうだ。

アレキサンダーさんは、彼女が5年間交際を続けてきた婚約者。結婚まで約束した彼が、知らぬところでほかの女性と浮気をしていたと知り、「今までずっと私を騙していた」とショックのあまり数時間泣いたという。そして彼が家に帰って来たとき、彼女はすぐにパソコンの前に彼を座らせ、「ヤンデックス・マップス」を使って「この住所を開いてみて」と催促。問題の画像が再び現れると、彼は顔色を変えて彼女の問いに答えたという。

じっと説明を待った彼女に、証拠を突き付けられた彼は素直に浮気の事実を自供し、2人は別々の人生を歩む道を選択。思わぬ形で人生の設計図変更を余儀なくされ、ヴォイノヴァさんも「最初は『ネットでその住所を探さなければ良かった』と後悔した」そう。しかし、最終的には「問題なのは彼の不誠実さで、サイトを非難するのは愚か」との思いに至ったといい、現在はすっかり立ち直った様子。いつか素晴らしい男性と出会い、次こそは幸せな未来を掴んで欲しいところだ。