次代の“吉本スター候補”誕生、本年度NSC卒業生1,000人の頂点決定。

2013/02/13 11:17 Written by Narinari.com編集部

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吉本のお笑い養成所NSC(ニュー・スター・クリエイション)の卒業ライブ「NSC大LIVE 2013」が、2月12日、東京・大阪で同日開催された。大阪35期生、東京18期生となる本年度の卒業生は、史上最多となる約1,000人。このライブを期に、プロの“芸人”として巣立っていく。

東京公演の会場は渋谷公会堂、決勝戦のMCはロバートが担当した。決勝進出者は、予選を勝ち抜いた上位20組。関西弁でテンポのいい漫才の女性コンビ・ガーデン、しりとりで出席をとる教師のネタを披露したピン芸人カイドキッ、おかしな店長のコントで笑いをとった男性コンビ・感動ピスト、会場の友人の声援を味方につけた男性トリオGoEMoN、ラジコン部と運動部の闘争コントで楽しませた女性トリオのトランジスタ、独特なツッコミがユニークな女性最年長コンビ・猫塾、所狭しと動き回ったWメガネの男性コンビ・ダイキリ、ツッコミのキャラクターが面白い男性トリオのまんげつぱんだ、安定感ある漫才を見せた男性コンビ・ハイドライブらが決勝に進出し、東京18期生の主席を目指して白熱のバトルを繰り広げた。

激戦の中、優勝&主席の栄光を手にしたのは、千葉県出身の実方孝生(じつかた たかお・23歳)と、茨城県出身の森川涼太(もりかわ りょうた・19歳)の感動ピスト。NSCで出会った2人は、テレビっ子で芸人に憧れていたという実方が「高校卒業後に一人で上京してきた彼ならやる気があるに違いない!」と森川に声をかけコンビ結成。ところが、その後森川は「とんでもない怠け者」(実川談)だと判明することに……。コンビ名は、実川が笑いと同じくらい感動することが好きということと、自転車好きの森川が購入したブレーキのないピスト自転車から命名した。「俺たちは止まらないぜ!」という意気込みで、笑いと感動をお届けするといった意味も込められているそうだ。

そんな2人には優勝特典として、4月の予定が仕事で全部埋まっているスケジュール帳が贈られた。イベント、営業、取材から、なんと単独ライブまで。あまりに早すぎる単独ライブ実現に「僕たちネタが少ないことで有名で。2本しかないんです」と戸惑う実方。とはいえ、芸人人生のスタートとなる4月は仕事でいっぱい。幸先の良いスタートに感動ピストの2人も喜びが溢れていた。残念ながら優勝を逃した出場者たちも、やりきったという清々しい表情で、達成感に満ちた中、ライブは幕を下ろした。

決勝後に行われた囲み取材には、MCを務めたロバートと、優勝者の感動ピストが出席。まずは、ロバートが「優勝してもおかしくない組が何組もいた」(秋山)とコメント、NSC生たちのレベルの高さに驚いたという。

ロバートの初舞台では、ツッコミの山本が緊張しすぎて、初ボケに対して「うわ〜〜〜!」としか言えず、とんでもないことになったという思い出話も飛び出した。一方、今後チャレンジしてみたい仕事について質問を受けた感動ピストは、「恐れ多いですが、力試しでショートネタの番組に出てみたいです」(実方)、「ロケ番組を、恐れ多いですがやってみたいです」(森川)とコメント。

そんな2人に、ロバートの3人から「恐れ多いが多いな!」とツッコミが入り、取材陣の笑いを誘った。「若さと元気で頑張ります!」と意気込みを語る感動ピストのこれからに注目しておきたいところだ。

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