インパルス初主演映画公開へ、富士の樹海テーマのヒューマンドラマ。

2013/02/10 00:23 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・インパルスの初主演映画「樹海のふたり」(配給:アーク・フイルムズ)が、7月にユーロスペースで公開されることが決定した。また、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013のヤング・オフシアター・コンペティション部門にも出品する。

「樹海のふたり」は、2004年に放送された情報ドキュメンタリー番組で取材をした、テレビディレクターたちの体験がベース。ビデオカメラのファインダー越しから覗いた他人の人生に触れた主人公たちが、自分自身の抱える問題に向き合いながら、人生をどう歩んでいかなければいけないかを描くヒューマンドラマだ。

映画初主演となるインパルスの板倉俊之と堤下敦が、テレビ番組制作会社のフリーディレクター役を熱演。共演には、自殺志願者の中年男にきたろう、自閉症の子どもを抱えるディレクターの妻役に遠藤久美子、ホテルの従業員でワケありの女役に烏丸せつこのほか、藤田弓子、長谷川初範、新井康弘、関口知宏、そして中村敦夫といった豪華な面々が脇を固める。

脚本、監督は数々のドキュメンタリーを手掛けてきた山口秀矢が劇映画初メガホン。撮影を「誰も知らない」「ワンダフルライフ」の山崎裕、音楽を俳優として活躍する関口知宏が担当した。


☆「樹海のふたり」ストーリー

テレビ番組制作会社のフリーディレクターである竹内(板倉俊之)と阿部(堤下敦)は、新しい番組企画として、富士の樹海に入ろうとする自殺志願者にインタビューを敢行し、彼らの心情や自殺を思いとどまらせるシーンを撮ろうとしていた。1か月に及ぶ取材で撮った映像は高視聴率を獲得し、テレビ局も制作会社も彼らが作る続編に大きな期待を抱く。だが、取材で出会った人たちの、彼らの人生の背景に触れた二人は、生活していくために視聴率を取る番組を作りたい気持ちと、人間としての良心の板挟みになり、次第に自分たちの行動に疑問を持ち、葛藤していく。そんな二人もまた、家族とのさまざまな問題を抱えていたのだった……。

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