映像化決定作品の文庫本好調、「きいろいゾウ」などTOP10に9作品。

2013/02/07 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週2月11日付けのオリコン週間“本”ランキング文庫部門では、宮崎あおいと向井理主演の同名映画が2日より公開中の原作文庫、西加奈子「きいろいゾウ」(2008年3月6日発売、小学館)が週間4.1万部を売り上げ、先週の12位から3位に上昇。西氏は同作初のTOP3入りとともに、自身にとって初のTOP3入りも達成した(※記録はともにオリコンが調査開始した2008年4月7日付け以来)。

同じく映画原作の、首藤瓜於「脳男」(2003年9月12日発売、講談社)も先週の24位から10位となり、こちらも調査開始以来初のTOP10入りとなった。生田斗真主演の同名映画は9日に公開を控えており、その反響次第によっては、さらに順位を上げていくことが期待される。

その他、過去に陣内孝則、柳葉敏郎の共演でドラマ化されたほか、上川隆也、中村扇雀らの出演によって舞台化もされた警察小説「隠蔽捜査」シリーズのスピンオフ作品、今野敏「初陣隠蔽捜査3.5」(2013年1月28日、新潮社)が4位に初登場している。

今週の文庫部門は、これまでに映像化された、また映像化が決定している文庫小説(シリーズ作品含む)がTOP10圏内に上記3作を含めて9作ランクインしており、映像化原作本の好調ぶりを印象付ける結果となった。

なお1位は放送中の鈴木京香主演ドラマの原作、湊かなえ「夜行観覧車」(2013年1月4日発売、双葉社)が週間9.3万部を売り上げ、3週連続で獲得している。

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