ウィキリークス事件を映画化、ドリームワークス製作で撮影スタート。

2013/01/25 10:45 Written by Narinari.com編集部

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ドリームワークス・スタジオズは1月24日、ウィキリークスのドラマ「The Fifth Estate」の撮影がスタートしたと発表した。物議を醸した内部告発サイトをテーマにしたこの映画では、ジュリアン・アサンジ役をベネディクト・カンバーバッチが、ダニエル・ドムシャイトベルク役をダニエル・ブリュールが演じる。

初期からジュリアン・アサンジ(カンバーバッチ)を支え、のちに同僚となったダニエル・ドムシャイトベルク(ブリュール)を主人公とする「The Fifth Estate」は、ウィキリークス創成期の目まぐるしい日々を描いた作品。一連の秘密情報暴露で成功を収めたことで、その主たる運営者がたちまち有名となったのは記憶に新しいところだ。

ドリームワークスと共同で「The Fifth Estate」に資金提供するのは、パーティシパント・メディア。両社の協力は、これで5作目となる。これまでは、スティーブン・スピルバーグ監督の「リンカーン」のほか、2011年度のアカデミー賞を受賞した大ヒット映画「ヘルプ」、「君のためなら千回でも」「路上のソリスト」で協力してきた。

「The Fifth Estate」でメガホンを執るのは、ビル・コンドン監督(「愛についてのキンゼイ・レポート」「ドリームガールズ」「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン」)。脚本はジョシュ・シンガー(テレビドラマ「フリンジ」「ザ・ホワイトハウス」)が務める。原作はダニエル・ドムシャイトベルク著「ウィキリークスの内幕」と、デヴィッド・リー&ルーク・ハーディング著「ウィキリークス アサンジの戦争」だ。

今回の映画化についてビル・コンドン監督は「ウィキリークスが及ぼしたあらゆる影響と、それがどのように情報伝達に革命をもたらしたかを私たちが理解するには、数十年かかるかもしれません。だから、この映画はその対象について長期的な信頼を主張するものではなく、最終判断も下しません。私たちは情報化時代の複雑さと透明性の課題を探り、ウィキリークスがすでに誘発した議論を盛り上げて深めることができればと願っています」とコメントを寄せている。

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