初強盗にビビッて“弱気要求”、包丁出し「金を出せ。1台湾ドル!」。

2013/01/12 14:01 Written by Narinari.com編集部

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先日、台湾で酔っ払い男性による強盗事件が発生したが、この犯人、わずか1台湾ドル(約3円)しか要求しなかったそうだ。

台湾紙聯合報などによると、この一件は1月4日夕方、台湾屏東県内埔郷にあるコンビニで起きた。突然、ひとりの若い男が包丁を持って店に押しかけ、レジに立つ女性に向かって「金を出せ!」と脅してきたのだ。

しかし、この強盗がほかの強盗と違ったのは、その要求額。男が要求してきたのは、たったの1ドルだけだった。これには店員も呆気にとられたようで「本当に1ドルですか?」と聞き返してしまうほど。それでも、男はあくまでも1ドルを要求。店員はレジから1ドル硬貨を取り出し、男に手渡した。

1ドルを手に入れた男は店内で包丁を振り回し、今度は「今すぐ警察に通報しろ!」と叫び出し、店員が言われた通りに通報すると、逃げも隠れもせずに店内を行ったり来たり。警察がすぐに現場へ駆けつけると、男は包丁を差し出してアッサリと連行されたという。

警察の取り調べで判明したのは、この男は施という名の36歳の男。2年間失業中の身で、当初「刑務所でタダ飯を食べるために強盗をした」と話していた。しかし、意を決してコンビニに押し入ったものの、すぐに客が入って来てビビってしまったことを告白。結果として、1ドルという弱気な要求額になったそうだ。

施は数か月前、母親に酒代をせびった際に「お金が必要だって? 仕事も行かないのに。強盗でも行くかい?」となじられていたそうで、母親は息子の犯罪に「まさか本当に強盗に入るとは……」と驚いたという。

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