「プッチンプリン」51億個でギネス、世界で最も売れているプリンに。

2013/01/11 06:17 Written by Narinari.com編集部

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グリコ乳業は1月10日、「プッチンプリン」が“世界で最も売れているプリン”として、昨年10月末にギネス世界記録に認定されたと発表した。これに伴い、1月21日より記念パッケージを期間限定で発売する。価格は「プッチンプリン」が105円、「Big プッチンプリン」が137円(税込み)。

1972年にレギュラーサイズ(105グラム)を発売して以来、長年にわたり愛され続けている「プッチンプリン」。当時、プリンは一般のお店では売られておらず、町のケーキ屋で購入するか、プリンの素を使って家庭で作るのが主流だった。

そうした中、同社の開発担当者が「子どもたちに手軽においしいプリンを食べさせたい」と考えていたとき、町のパーラーで、器の底に穴を開けてデザートを盛り付けている様子を見かけ、「プッチンプリン」のアイディアが閃いたという。

ただ、「この方法を使えば、“おいしさ”だけでなく“楽しさ”を日本中の子どもたちに届けられる!」と確信したものの、容器の開発は難航。さまざまな苦難の末に、容器底のポッチがうまく折れる方法を偶然発見するといった幸運にも恵まれ、ようやく満足のいく容器が完成、1972年の発売にこぎ着けた。

しかし、発売後すぐに売れたわけではなく、プリン本体の改良や、業界発のテレビCMの投入などが成功。爆発的なヒットにつながった。その後、1990年には3個パックが登場。さらに1993年には「通常サイズよりも、もっと食べたい人は必ずいるはず」との発想から「Big プッチンプリン」が誕生した。

そして発売開始から40年での累計販売個数は、2012年3月時点で51億個を突破。このたびギネス世界記録の認定を受ける運びとなった。

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