アン・リーが2度目監督賞王手、最新作がアカデミー賞11部門候補に。

2013/01/11 01:13 Written by Narinari.com編集部

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1月10日(現地時間)に「第85回アカデミー賞」のノミネーションが発表され、名匠アン・リー監督初の3D作「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」が主要11部門にノミネートされた。このノミネート数は、最多12部門の「リンカーン」に続く2番手だ。

ノミネートされたのは、作品賞、監督賞(アン・リー)、脚色賞、作曲賞(マイケル・ダナ)、主題歌賞、撮影賞、編集賞、録音賞、音響効果賞、視覚効果賞、美術賞の計11部門。

本作は前哨戦の受賞とノミネート数はすでに100近く、TIME誌2012年ベスト3位に入るなど「絶対に観るべき映画」として高い注目を集めている作品。3Dの新たな概念を生み出した映像美と、想像を絶する奇跡の物語に世界が興奮、全米をはじめ各国で公開されるや否やその映像体験に誰もが酔いしれ、現在も口コミが口コミを呼ぶヒットを記録している。

かの黒沢明監督も、小津安二郎監督もなしえなかったアジア人初のアカデミー監督賞を受賞したアン・リー監督。果たして2度目のオスカー獲得となるか、2月25日の授賞式から目が離せなそうだ。

「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は、文学界の権威あるブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説「パイの物語」を、アカデミー賞受賞のアン・リー監督が映画化したサバイバル・アドベンチャー大作。「海で嵐に見舞われ、ただひとり生き残った16歳の少年パイ。家族を亡くし悲しみに暮れる彼に、さらなる過酷な運命が降りかかる。パイが避難した小さな救命ボートには、何とトラが隠れていたのだ……」とのストーリーが描かれる。

日本では2013年1月25日(金)、TOHOシネマズ日劇ほか全国公開。

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