BUCK-TICKが25周年締めくくる、2013年は映画やチャリティーLIVEなど。

2012/12/30 12:32 Written by Narinari.com編集部

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今年デビュー25周年を迎え、作品リリースにライブ活動と精力的な活動を見せてきたロックバンドのBUCK-TICKが、12月29日に行われた日本武道館でのライブでアニバーサリー・イヤーを盛大に締めくくった。

10月からスタートした全27公演にも及ぶ全国ツアー「TOUR夢見る宇宙」のファイナル公演で、近年のBUCK-TICK年末恒例ライブとなっている日本武道館でのライブは、例年同様に多くのファンが全国から集結し、一瞬にしてSOLD OUTを記録。開場前から日本武道館周辺には開場を待つ人とツアーグッズを求める人たちで長蛇の列が出来た。

超満員で埋め尽くされた日本武道館の観客がメンバーの登場を待ちわびる中、SEが鳴り大歓声に迎えられながらメンバーが登場。アルバム「夢見る宇宙」の1曲目に収録されている「エリーゼのために -ROCK for Elise-」からライブがスタートすると、「LADY SKELETON」「ONLY YOU -WE ARE NOT ALONE-」「人魚 -mermaid-」「夢路」とアルバム収録楽曲を立て続けに披露し、観客のボルテージと会場の熱気は一気に上がっていく。

ライブ本編中盤には「Long Distance Call」「極東より愛を込めて」「Jonathan Jet -Coaster」「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」など人気楽曲を惜し気もなく披露し会場の盛り上がりは最高潮に達すると、終盤には再度「夢見る宇宙」の収録楽曲を中心に組まれたセットリストで盛り上げていき、「CLIMAX TOGETHER」で本編を締めくくった。

本編終了後も鳴り止まないアンコールと歓声。再度メンバーが登場し「Coyote」「君はヴァニラ」「天使は誰だ」の3曲をアンコールで披露し、メンバーは手を振りステージを後にする。それでも再びアンコールと歓声が鳴り止まない。

その声に応えるようにBUCK-TICKがステージに再々登場しダブル・アンコールがスタート。「JUPITER」「JUST ONE MORE KISS」「独壇場Beauty -R.I.P-」と大ヒットシングル楽曲、最後に「夢見る宇宙」が続き、そのエンディングでは今井寿がギターで「きらきら星」を奏でると武道館がまるで夢のような、宇宙のような幻想的な雰囲気に包まれた。櫻井敦司はファンに向かって最後に「パワーとメッセージは届いています。いつもありがとう。みなさんにとって来年が素晴らしい1年になりますよう、心からお祈り申し上げます」と語りかけ、ステージを後にした。25年間常に第一線で走り続けてきたBUCK-TICK。そのサウンドを改めて実感させる圧巻のライブであった。

そして、メンバーがステージから降りた後、サプライズ発表がスクリーンに映し出された。今年の秋にドキュメンタリー映画の製作が発表され、ファンの間では期待と想像でさまざまな議論が交わされてきたが、そんな映画のティーザー映像がサプライズ上映された。

その映像は、レコーディングやライブの裏側、ツアーの密着など、これまで見ることのできなかった彼らの創作活動の原点や素の姿が垣間見られる内容。2011年の日本武道館ライブから2012年日本武道館ライブまで、25周年の1年間の活動を完全に追い続けたもので、撮影素材は何と1,500時間を超え、ドキュメンタリー作品として異例の素材の多さから、大作としての期待が高まっている。彼らの“活動の真髄”に迫った本作は今まで極秘裏に進められてきたプロジェクトなだけに、会場を埋め尽くした観客には驚きと感嘆を持って受け止められていた。

さらに、2013年3月11日には東日本復興支援チャリティーLIVE「TOUR 2013 COSMIC DREAMER Extra〜WE LOVE ALL!」を、デビュー以来2度目となる日本青年館で行うことも発表。大歓声が上がると共に拍手が沸き上がった。

2013年2月20日には25周年を記念して行った主催フェスのDVD&Blu-ray「BUCK-TICK FEST 2012 ON PARADE」のリリースを控え、1月からは「TOUR 2013 COSMIC DREAMER」とファンクラブ限定ライブツアー「BUCK-TICK FISH TANKer's ONLY 2013」と2本の全国ツアーが決まっている。26周年を迎えても、BUCK-TICKは勢いを増しながら走り続けてくれそうだ。

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